12話 カルラ村防衛戦
突破名言コーナー!
その2 作者の名言
“『壁ドン』する野郎はバズーカだ!”
廻「てめえーもな!」カチャ
廻は作者の眼前でバズーカを構えています。
~はい~
ドカーーーン
風と共に去りぬ作者
くっ、優も地香も『オリジナルギフト』で新しい能力を貰った。2人とも“心から欲したもの”を手に入れた、俺は何もを思おうと全然貰えていない。確か“中途半端な思いでは授かる事は出来ない“って書いてあったが…何が足りない!
いや…今はそんなことよりこっちに集中だ。
「増えてきてるな…」
「おいおい!冗談よせよー」
「冗談どころじゃありません!」
はぁー何か増援出てきてんだけど。
ブルースライム
危険度 F
(青いぬるぬるの液体の集合体。基本物理攻撃は効かない。群を成し襲って来ることが多い)
ゴブリン
危険度 E
(全身緑の小さな体、知能を持ち武器を持って集団で襲い掛かってくる)
異世界じゃ、有名…定番…序盤の雑魚キャラの代名詞とも呼べる奴らが、結構来たな。あと、
ブルーオーガ
危険度 C
(グリーンオーガの上位種。青の巨体でその大きさはグリーンオーガより大きい。さらに力も強い)
更にヤベーのが4~5体現れた。
「ネリアさん、あと魔法使いのネーチャン!」
「はい」「何よ!」
「村の方行って怪我人の看病と避難誘導頼むわー」
「はいっ分かりました」「くっ、しゃーないわねー」
了解した2人は村の方に行った。よしっ後はここを俺達で食い止めなきゃいけないんだよな。今一番火力があるのは、
「アルトォォォォーーー!」
そう、アルトだ。仮にも勇者で剣術の拙さに目を瞑れば、戦力としては大きい存在だからだ。
「はいっ、メグルさん!」
「俺がオーガどもを引き付けるから、その隙に止めをさせ。いいな!」
「了解しましたぁぁぁ!」
元気よく返事をした。
(さてと…殺るか)
俺は両手にナイフを構えた。
☆
(なっ何なんだ?コイツらは…)
俺オーシルスは、カルラ村より少し離れた森の茂みに身を寄せ、物陰から魔道具を使って観察していたら、
「どうゆう訳だ!」
堪らず叫んでしまった。
「おいっ、」
「はっはいぃぃ」
俺は近くの部下に話し掛けた。
「まさか、アイツら―」
「四人はあの“アルト一行“で間違いありません」
あの風貌は間違えようが無い。だが問題は、
「あの三人は誰だ!」
「私も存じ上げません!」
見知らぬ3人の男女。だが、どいつもこいつも強い。”異常“
背の高い好青年と少女は魔法使いか、男は火属性、女は地属性を扱っているが、その“魔力が異常”なのだ。人が持てる魔力量を軽く越え、威力の高い魔法をバンバン放っている。こんな風に、
「おらぁーー【インフェルノ】!!!」
「どりゃぁーー【エンプレス・フォール】!!!」
右側の方で男は、紅蓮の業火を放ちオーガを灰すら残さず燃やし尽くした。左側の方で女は、盛り上がった大地を操りオーガを地面に飲み込んだ。
「化け物かよ…」
これでは計画が―
「つーかぁーもう一人の奴!」
俺が思わずつっこんだのは、もう1人の背の低い奴。
「オラオラオラーーー(棒)」
そんなことを言いながら、防水加工が施されているポーチ(主に水筒とかに使われるやつ)に先ほど放ったスライム共を全部詰め、それを振り回してゴブリン共を蹴散らしていった。スライムを手際よくポーチに即座に詰めてそれを遠心力の力で振り回し、ゴブリンにスイングをかましている。そんなアホみたいな事だが、ゴブリンは面白いほどぶっ飛びます。あっと言う間に雑魚共は全滅です。ゴブリンの殲滅に使ったスライムを入れたポーチを男はバックにしまいました。
「何!フザケテいるのに強いぞ!」
更に、勇者のアルトと一緒に一回り大きなブルーオーガに向かって行きました。よく見てみると、あの男がアルトを手駒のように操っていた。
「アルトーーー右!」
「はいっ!」
「次、斜め左!」
「はっ、はい!」
「続けてー、右 上 右 左 右斜め上 右から下!」
「はっ とぉ はっ せいっ はぁっ はぁそい!」
マジか、仮にも勇者に命令を下せる程の者がいたなんて、
「でっですがあのブルーオーガに勝てる筈は…」
「「えっ?!」」
ある程度ダメージをブルーオーガに与えた後、何故か男は勇者のアルトの背を踏み台にしてブルーオーガの眼前に飛んでいった。
(はぁーーーー!?)
何をする気だ!
「ふっ食らえ!」
ブルーオーガの胸辺りに飛翔した男はそんな事を言いながら拳に握り、
「アタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ(結構長いので以下略)オワッタァァァァ(棒)」
そんな、普通の人が言い続けていたら普通に喉枯れるんじゃないかって位の叫びを挙げ、尚且覇気の無い口調でそう言った。
だが…
「ブルーオーガには傷一つ付いてねーけど」
所詮こけおどしだったか、そう思った瞬間男は、
「てめえはもう、死んでいる!」
(はぁーー?)
思わず聞き返したくなったその直後、
クギッ!ビギゴギガァー!グジャ!
そんな不快な音が響きました。
「うっウソだろ!」
音のする方に目を向けると、何と内側からボコボコとブルーオーガが膨れ上がっているじゃあないか!
「グォォォオガァア―」
そして内側から破裂した。血飛沫が飛び男が一言。
「“卑先天凰流:竜殺抹消拳”」
あっと言う間にブルーオーガを倒した男。
「くっ、こうなったら”アイツ“だ!奴に連絡しろ!」
「はいっ!」
部下はすぐ駆け込んだ。
さぁーあの男に奴を倒せるかな?
☆
オーシルスが隠れている茂みより数百m離れた地点で部下がある人物に話し掛けた。
「アイツを使えとの命令で、」
「へぇーーーもうーー」
そこに佇むはフードを被った小柄な少女だった。だが、この少女は一味違う。
「分かった!じゃあー出すよーおいでーーー!」
彼女は”調教師“モンスターを懐柔し、操る事のできる能力を持った者なのだ。
「ふふっさぁー遊んであげる!」
少女は怪しく笑った。
突破名言コーナー!
その3 作者の名言
“『壁ドン』される野郎にゃー【フレイム・インパクト・メテオ】だぁー(技の詳細不明?)”
廻「てめえーもな!」ガシッ
廻は作者の眼前で腰を卸し拳を構えて
廻「“卑先天凰流 腐隷夢 impact」
ごくり、
廻「牝手雄ーーー!」
作者は炎を纏った廻のアッパーカットにより星になったとさ!