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超チートで超お人好しな幼馴染二人のせいで異世界でも面倒事に巻き込まれる?!  作者: 巌参
1章 異世界で二度目の人生を…ってさぁー、絶対幸先は良いスタート切らねぇよなぁ。俺は少なくともそうだった
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10話 明日に集う者達

今回はシリアス回です。

なんか、ギャグったり、パロったり、愚痴ったりばっかだった気がしたので。

廻が、ゴロツキ共を倒した後と同時刻、

~カネール町エルトン領別荘地~


カルラ村の取引役を任されていた領主の1人娘、

ラーシャ・エルトンは困っていた。

裕福な育ちを思わせる高級な服、それを着こなし清潔感が見られる。そして美しい顔立ちでも、つり目で表情もツンっとした感じられる。そんな彼女は椅子に足を組んで手を杖にして困っていた。

別にカルラ村の取引のせいではない、難航するのは目に見えていたから、このくらいの時間はまだかかるだろうと踏んでいた。

…問題は、部下の方だ。


「どうかしましたか?ラーシャお嬢様」


彼は執事のレクトール、彼の事ではない。

顔立ちはよく金髪の短髪で物腰はよく礼儀正しく、そして剣の腕は一流、唯一信頼に置ける執事でもある。


「いやただ、奴の所業について悩んでいた所だ」

「お父様の専属護衛のオーシルス様ですね」


そうだ、私の父の専属護衛のはずのオーシルスは、父の命で今、私の補助というか、監視紛いなものだった。私は、自らのシルクの様な煌めき輝く銀色の長い髪をかきあげ悩んでいる。アイツ私の命令を勝手に無視し、挙げ句私のやり方を否定するときた。確かに、強行なんていつでも出来るが、私は私のやり方を貫いて、父を認めさせると決めたんだ!

そうと決めたら、


「レクトール!明日、カルラ村に行くわよ」

「承知致しました」

「後、お茶です」


レクトール自らが淹れた茶を飲みながら、明日にはオーシルスの邪魔無しに今度こそ、そして…レクトールのお茶は今日も最高だった。次の交渉は明日、今度こそ絶対に!



               ☆



ラーシャとレクトールの二人の話の最中

~カネール町商店街裏路地~


裏路地に身を潜め、そこで壁に腰掛け男はもう1人の男に話しかけた。


「っでぇ?様子はどーだった」

「はいぃー、近況についての報告は完了致しました」

「ご苦労様、キヒヒヒ♪」


口を手で隠しながら薄気味悪く笑ったこの男の名はレクトール、彼はふと思い出したかのように部下に尋ねた。


「あぁー!所でだよ、少女を誘拐してほしいってお願いした、あのアホどもは、どーした?」


そうそう、ラーシャ嬢に秘密で交渉を手っ取り早く終わらせる為の切り札にしようかと思ったんで、そこら辺にいる流れ者のゴロツキに金をまいてやらせたこと思い出したよ!


「そっそれがー、まだ連絡が着かなくて…」

「ふぅーーーーん」


歯切れが悪い様に部下は言ったが、まぁー大して気にする事でもないか。問題は、


()()()は手に入ったか?」

「はい!その点は問題なく、予定通り明日に!」

「よし、ごっくろう キヒヒヒ♪」


そして部下はそそくさと帰っていった。


「キヒヒヒヒヒヒヒヒヒ♪嬢ちゃんよ、テメェの甘めぇーやり方じゃ、無理だってのを俺が分からせてやんよ!」


キヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ♪


また、口元を隠して気味の悪い笑い声を上げながらオーシルスは、帰っていった。



               ☆



オーシルスの怪しい企みの最中

~ガーフィル草原付近~


廻に完敗したアルトとその一行は今、草原の木の影で休憩している。アルトは顔に包帯を巻いていた。理由はお察しの通り、廻との戦いで(本編の方じゃ書いてはいませんが)顔面をボコボコにやられてしまった。でも本人はあまり気にしてはいなかった。


「とても、面白い人達だったなぁ」


草原に寝そべりそう呟いた。メグル君のお陰で自分がどれだけ弱かったか思い知ったのだ。あの時まで自分は、自らの力に過信と傲りを持っていて、どんな奴にも負けない!そんな気持ちで一杯だった。だが…そんな傲慢だった僕を、救ってくれた。出会い方は、少し悪かったが、何故かどうでもよくなってしまう程だった。


「所で、どこに向かうの…ですか?」


ここの所黙っていたネリアが喋った。まだ顔がほんのり赤いままだが、


「僕の故郷だよ」


そう、1年ぶりの生まれ故郷に帰郷するんだ。


「行こう!カルラ村に!!」



               ☆



アルト一行休憩中の間

~カルラ村近くの森ナーリの小屋~


「よしっ!明日行くか」

「「「えっ??」」」


俺の突然の決定に皆、?マークを頭に浮かべた。するとナーリが、


「でもどうして?」


反論は、すると思ったよ。だから


「今から行ったって別にどうこうなってる訳じゃないんじゃない?焦らずゆっくりにだ、つーか行ってどーする?何も案が無いんじゃ焦ってもしたかない。それに…」

「それに?」

「疲れたからだ!!!文句、、、無いな!」

「っはい!」


ナーリは俺の気迫に気圧された。


(疲れたんだよ!この1日で!)


異世界来て最初の日でだよ!正直もう、汗だく。疲れたからさぁーーー、休憩取ってもバチは当たらねーよ。それに、ちゃんと明日は同行するから、準備もしないとな。


「まぁー正直疲れたんだよ」「わぁたしぃもぉー」


優も地香も賛成だ。


「ユ、ユウさんがそーゆうなら」


ナーリもあっさり意見を変えた事だし、


「このまま寝るか」


そしてこの小屋にある二個の寝室で、ナーリと地香、俺と優、が寝ることになった。


「お休み、廻」

「あぁー、お休み、優」


俺は狭いベッドで背中合わせになって、互いにお休みを言った。久しぶりにやるなこれ、はぁーーー面倒だな!

そうブツクサともうぐっすり寝ている優に呟いた。さーて、寝るか!俺はゆっくりとまぶたを閉じた。




そして、彼らは月の様な大きな惑星に夜を照らされ眠りに着いた。夜が明ければ、彼らは明日に集う。

そんな事はまだ知らずに、彼らは各々の思惑の元、カルラ村に集うのだ。

~突発あとがき作者の部屋~


オーシルス「キヒヒヒヒヒヒヒヒ♪」

ドドドS女帝「唐突に来るぅぅぅ!このドS!さっ判定ぃぃぃ、キショイお前 M!」

オーシルス「キヒィィィ!!」

ネリア「あぁーユウサマァァァ!」

ドドドS女帝「そこの淫〇女ぁぁぁ! ドM!しかも、かなりのマゾと見た」

ネリア「ああぁぁぁあぁぁぁ!!!ユウゥゥゥサマァァァ!!!」(聞いていない)

ドドドS女帝「去らばだ!フハハハハ!」

作者「今週辺りツイッター始めました」

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