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闇鍋・短編集  作者: ケイオス
21/29

おぢさんは人生を哲学する その壱『大人』

 深夜、おぢさんは一杯やりながら~。

 ふと思った。

『大人に為る』とは?


 いい加減な歳に為っても、自分はガキのままだと自覚が有る、おぢさんである。

 正直、多分、このまま死ぬまで、情けない事にガキのままだろうと思ふ、おぢさんである。

 酔っ払いながら、ちょびっと悲しく為った、おぢさんだった。


 おぢさんは考えた。

『大人に為る』

 水割りをもぅ一杯作り、考えた。

『大人っナンだろう?』

 いい加減、酔っ払いつつ考える。

『大人』



 そして、おぢさんは結論を出す――。

 そぅ大人に為るとはあぁぁぁ。


 ☆いち『頻尿っ(ひんにょう)』


 ☆に『夜間尿っっ』


 ☆さん『残尿感っっっ』


 コレだ。

 コレが大人に為ると言う事だ。

 コレが大人の真実だ。

 悲しいかな、コレが大人の現実なのだ。


 おぢさんは深夜、孤独な哲学の末に人生の真実を発見し――。

 トイレへ行って、寝たのだった。


 ああ、ウィスキーの紅茶割りが旨い。

 おぢさんよ安らかであれ。

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