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古代魔法の使い手  作者: ハゲ
一章
10/72

010話

この世界の宿は大きく分けて3つに分かれているらしい。


まず、1つ目に貴族や大商人などが泊まる宿だ。こちらは部屋の設備などが高級な物になっており、エアコンのようなものなども付いてある。食事なども貴族向けの高級なものだ。また、風呂などもあるが、当然宿泊代は高く貴族や商人以外はまず使わない。


2つ目に労働者や商人が泊まる宿。こちらは設備は特になく部屋にベットや机などがあるくらいだ。当然風呂なんてものはなくお湯で体を拭くくらいだ。値段は安めになっていて、ようはビジネスホテルのようなものだ。


3つ目は冒険者や旅人が泊まる宿。ここは少し特殊で、冒険者や旅人というのは基本的に武装をしているため、揉め事が起こった時のために壁や備え付けのベットや机なども頑丈につくられている。装備などの事を考え部屋は少し広めだ。そのため宿泊代は平均的に2つ目のものに比べるも高めだが、ランクが上がることにより割引き宿泊代が割引きが適用されているため、高ランクになるとかなり安くなる。ちなみに食事は備え付けの食堂で頼めるらしい。


今回泊まるのは、冒険者向けの宿だ。そこは少し古いが、値段が安い割に料理も美味しいんだとか。しばらくの間は当分そこにお世話になるだろう。


名前は聞き忘れたが看板の絵は書いてもらったのでそれを当てにして探す。

しばらく歩くと絵と同じ看板が出てきた。外見はちょっと古い大きめの建物だ。とりあえず中に入り受付に立っている女将さんみたいな人に話しかける。


「すみません、泊まりたいんですが、宿代はいくらですか?」

「一泊1000ソルだね、朝食と夕食つきなら1200ソルだよ」


どうやら、金の単位はソルというらしいな。というか鑑定してみても銀貨や金貨の価値が分からなかったりしたのは仕様か?とりあえず硬貨のレートとかを調べるべきだな。


「なら食事付きで銀貨3枚分で」

「25日間だね、奥から2番目の部屋が空いているからそこにある鍵を持っていってね、それと朝食は2の刻から3の刻の間、夕食は6から8の刻の間にそこの食堂で頼めば出てくるよ」


説明も聞き終えたので部屋に行ってみることにした。


中には机に椅子それと大きめのベットがあった。椅子に座って次に何をするかを考える。

先ほどの話で銀貨1枚の価値は1万ソルとわかったが、今回みたいに一々分からないことを聞きだすのもあれだな。なんとかしてこの世界についての情報を聞きだせる人を探さないとな。


やっと宿を取れて一息つけるかと思ったがドンドン新しい問題が出てくるし疲れたな。思えば異世界に来てからずっと動きっぱなしだったしな。後で武器屋に行くとして、一休みするか。短剣をアイテムボックスにしまい扉に鍵をかける。


そして俺はベットに倒れこんだ。


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