1-428 私が決めるべきこと
女子バレー選手としての
デビュー当日、、
圧倒的なパワーで優勝を決めた
翼たち西北女子バレー部。。
これ…どうなる??
「(広海)やりきり…
やがった。。(;v;)」
高校バレー広島県大会
女子決勝…決着。。
広島西北高校初優勝。
ごく普通の賞賛と大歓声に
混じってなぜか…
ブーイング??
(/・ω・)/
高校スポーツではめったに
聴かれないのがなぜ??
けど現場は…(・・;)
これに対して当事者たちは、
飛びついて抱き合って、、
『(目黒)…翼ぁ!(;`V´)ノ』
『(翼)祐子、(/;C;)/
やった…やり切ったよ。。』
『(平林)勝ったよ、まだ……
私たちはバレーできるよ!!』
『(翼)うん。(;v;)
私たちはまだ、、、』
『(副島)…けど、(;・∀・)
まだちょっと気が早いよ。』
『(目黒)…およよ。('v')
さすが圭子は副主将。。』
『(村主)そう、(`・ω・´)
私たちは最強のヒールとして
節度ある高校生として、
慮るべきがあるんだから。』
『(平林)おお。(・v・;)
主将は更に先をみとるわい。』
そう、だよな。(・n・;)
西北の目指すはあくまで悪役。
万人に認められるわけのない
ことをしていると承知の以上は
ブーイングは覚悟の上。。
けどその上でなお節度を持ち
頂点を目指す高い志と…
それ相応の実力を携える。
(`・ω・´)
これが西北の目指すところ。
男子も女子も同じ。
その志のできた理由は今まさに
コート上に立ちはだかる。
では今この時…
ヒールの西北が慮るべきは、、
敗者…広島東南。
(;´・ω・)
実に24年ぶりの決勝進出。
女子バレー部初優勝を夢見た
試合をいわばその、、
元男のいる広島西北に、
零封で打ち砕かれた。。
(/・ω・)/
では…当事者たちは??
『(東南)…ありがとう。(;v;)
全力で向かってきてくれて…
強さを示してくれて、、』
『(村主)えっ、(´゜n゜`)
東南さんはウチがどういう
チームか知ってますよね。。
三次さんも足立くんもいるし…』
『(東南)もちろん。('ω')
けど鷲尾さん抜きでも勝てるで
あろう西北さんだから、、
私たちの最後の相手には手を
抜いてほしくなかったから…』
『(村主)…なるほど。(;・∀・)
私たちが去年のこの大会で
銀山に言ったのと同じね。。』
『(東南)必ず、(;・∀・)
全国でも勝ち抜いて下さい。
私たちはこのチームと戦ったん
だと自慢させて下さい。。』
『(村主)…わかった。(;v;)
約束はできないけど…
きっと東南さんの分まで…』
『(東南)鷲尾さんも…ね。。』
『(翼)…けど私は、(´゜n゜;)
みなさんには申し訳なく、、』
『(東南)…それは言いっこなし。
私は鷲尾さんには私たち世代の
広島女子バレーの代表として
世界で戦って欲しいから。。』
『(翼)…ありがとう。(;V;)
その思いはきっと背負います。
ただそれは、、』
自分が決めること…ではない。
(/・ω・)/
いや正確には…
決められることではない。。
既にブーイングが示している。
(・.・;)
マスコミは翼を悪者として報道
する準備がある。。
翼の行く道には既に荊が満開に
咲き誇っている。。(+n+;)
ではこれから翼にはどういう
裁定が下されるのか、、
全国大会に出られるのか。
その後も女子バレー選手で
いられるのか、、
さらにその先は代表として…
日本女子バレー界の依代として
世界と戦えるのか、、
戦う権利が与えられるのか。。
これはもう翼に…
決定権のあることではない。
(;・n・)
IOCの定めたルールは無関係。
マスコミが方針を決めた以上は
世論は翼の敵になるだろう。
生放送以外で応対すれば恣意な
編集後に報道されるだろう。
だから…
西北は今は応じない。
(/ω\)
この後すぐに男子の決勝がある
ことを理由に俺も大内先生も
応えないと決めている。
けど一方で会場は、、
今のところ拍手と称賛の嵐。
(;・∀・)
翼の事情を知らない観客もいる
という前提でも…好意的。
ただそれには理由がある。
試合終了の例と握手を終えて
敗者が…盗難が会場を去るのを
確認すると同時ぐらいに、、
敗者が会場にいるうちは決して
見せてはならない感情の爆発、、
『(村主)やったぞぉ!!』
『(全員)応!!(;`∀´)ノ』
そこからの…大歓喜、、
(*'ω'*)
学生スポーツでは忘れられ
がちな敗者への礼節。。
敗者に配慮できない勝者では
ヒーローにはなれない。
まして…
善玉以上の善心を必要とする
ヒールには決してなれない。。
(`・ω・´)
そう意識している西北。。
けどそうであるからこそ…
歓喜の輪は大きい。
歓喜の声も大きい。。
(*'ω'*)
彼女らが成し遂げたことは…
それ以上に大きい。。
そしてそのプレッシャーから
解放された者は決して女子
バレー部だけではないから。。
「(井上)ようし、( `V´)ノ
やったぞお前らぁ!!」
『(村主)ちょっと、(・c・;)
なんで男子部の連中がここに
乱入してくるのよ。。』
「(井上)…去年のお返し。(^^)
【1-245参照】
あん時は凄い大騒ぎにして
くれたからさ。。」
『(村主)…たく、(。-`v-)
そんなはしゃいでいいの?
男子はこれから決勝でしょ。』
「(福原)…いいよ。(;ーvー)
俺らにとっての最大の目的は
もう果たしたも同然だ。
今日のとこあとは…
おまけみたいなもんさ。。」
『(村主)チビが余裕こいて、(^^)
決勝で負けても知らないぞ。』
「(福原)大丈夫だろ。(^v^;)
今の俺らは厳島以外には負ける
可能性さえないと思うぞ。」
『(村主)…本当に大丈夫??
というか男子の決勝相手は
どこなの??(・.・;)』
もしかして…ほとんの読者は
お忘れかもしれませんが、、
男子も試合をしてます。
(;・∀・)
あと一時間ほどで広島県大会の
決勝戦開始です。
ホントならまだ喜び爆発させる
タイミングでないんですが、、
ちなみに決勝の相手は…
猿掛高校です。('ω';)
実力は県下No.3を争う強豪校。
ただこの小説ではその、、
やられ役的存在です。
(;´∀`)
ここ数年の大会では早い段階で
ウチか厳島と対戦して負ける
というのがお決まりです。。
だからもう何年もシード権を
とれていません。(-v-;)
今大会は珍しく組み合わせにも
恵まれ決勝進出しましたが……
…西北と相性も悪いんです。
(;´ーvー;)
まず今年の三月には主力七人を
欠く西北に完敗してます。
さらに五月には西北男子の…
翼を含む男子補欠チーム相手に
接戦の末に惜敗してます。。
【1-336など参照】(*'ω'*)
その試合で猿掛の監督さんは
男子としての翼を評価し…
ユニフォーム交換まで求めて
きてたんです。(ーωー;)ノ
なのにその翼が半年後の今日、
女子選手としてデビュー。
\(゜ロ\)(/ロ゜)/
決勝に備えていた猿掛男子の
目の前で女子として、、
大会優勝を決めたんです。。
ちなみに猿掛は女子も強豪。
県下No.3を争うレベル。
(;・∀・)
西北女子とはライバル関係。
組み合わせには恵まれていて
だいたいいつもシード校。
けど今大会はなんとその…
一回戦で西北女子と激突。。
(´゜д゜`)
翼を含まない西北に惜敗。。
創部以来初となる初戦敗退の
屈辱を味あわされている。。
男子はその仇討ではないけど
せめて西北男子相手にって
これではその、、
(;・∀・)
補欠はおろか女子選手にさえ
負けちゃった立場で西北の…
夏大会の全国男子優勝校を
相手にどう戦うの??
(・.・;)
って具合で、、
ひとしきり歓喜の輪を終えた
西北相手に猿掛の監督は
疑問をぶつけるわけで、、、
「(猿掛監督)…鷲尾くん。。」
『(翼)あっ…猿掛の、(・n・;)』
「(監督)久しぶり、、
でいいのかな??」
『(翼)…ええ。(;´・v・;)
半年前とは見た目も立場も
名前さえも違いますが、、、』
「(監督)キミはもしかして…
あの試合の時点では性転換を
した後だったのかね??」
『(翼)……はい、(-v-;)/
詳細は報道されるでしょうが
手術したのは一昨年の六月。。
あの時点ではもう二年近くも
経っていました。。』
「(監督)……そんなに、、
しかしなぜ女子への転向を??
性自認とかいうヤツでは、、」
『(監督)…違います。。(-v-;)
病気で男子バレーをできなく
なってしまったから、、
目標である五輪出場への手段と
して…性別を変えました。。』
「(監督)…な…なんだよそれ、、
けどではなぜあの日は…
男子として試合に出たんだ??
女になったこと隠して、、」
『(翼)…実はあの日、、
試合のすぐ後に戸籍上の性別を
女に変更したんです。。
紙切れだけのこととはいえ私は
それを最後に男子としての出場
資格を失くしましたから、、』
「(監督)…両方に出ることは、、
できないってことか??」
『(翼)望むモノの全てが手に入る
とは思っていません。。
けどあるべきを捨てた以上…
一番手に入れたいモノだけは
諦めないつもりです。。』
これが…翼の答え。。
(・n・;)
一番大切なモノだけを、、
これからマスコミにも語るで
あろう翼だけの答え。。
けど本当に手に入るかは…
翼が決められることではない。
いや、誰が決めることなのかも
今はわかっていない。。
では…俺は??(;´・n・)
バレーを捨ててしまった俺の
一番手に入れたいモノは、、
俺が決めるべき…
決められることとは、、
全ては手に入らない。
自分の思うようにはならない。
そんなのはわかりきっていること。。
では…何を欲する??
自分で決めるべきこと。。
自分では決められないこと??




