中学生と入れ替わりました
次の日。目を覚まして、布団をたたむと、自分が知らないところにいるのに気づいた。この部屋も多分、私の部屋じゃないはず……。
私のサインや私が初めてピン表紙をした雑誌が開きっぱなしで置いてある……。
え、どういうこと??
気分転換に、クローゼットにあった服を着る。鏡を見ると……
——え?
嘘、ありえない。
なんで私……顔が変わってるの?
私は茶色のセミロングぐらいで、目も茶色のはず。
なのに、目の前の顔は……
黒色のロングくらいで、目も黒色。
と、クローゼットの隣にあるスツールの上に、今の私と同じ顔の女の子が、ほほえんで映っている写真が置いてあった。
この顔……今の私と同じ顔だ。
つまり私……この子と入れ替わっちゃった、ってこと?
壁にはどこかの学校の制服と、ネームプレートが置いてあった。
柊、琴乃……、私がこの子に入れ替わったという子とは……琴乃は、私と入れ替わったということ……??
そ、そんなことありえないよね、あはははは……。
というか、それなら私、収録どうなるの??
まぁそれどころじゃないってわかってるんだけどさ……。
なんか、思ったより自分が仕事第一人間になっていて怖い。
気分転換にやはり外に出ることにした。
はぁ……この気分が、すこしでもまぎれるといいんだけど……。
そんな淡い期待を込めながら、私はサイズが大きい靴をはき、この家を出た。




