表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/98

93話。伝説の剣。



『ロールプレイゲームの定番、聖なる台座に刺さった伝説の剣。』


たまたま訪れた工具店のカプセルトイコーナーでこの筐体を見つけた。憧れの伝説の剣!欲しいっ!回そう。


『ガチャガチャ…ポン!』


あれ?


出てきたカプセルを開けると、台座に刺さった剣が出てきた。が、剣が全体的にサビサビのサビッサビだ。勿論、力尽くでは抜けない。


経年劣化で錆び付いた伝説の剣か。これはこれで味があるな、なんて思っていると店員さんから声を掛けられた。


『お客様。こちらの伝説の剣、錆びが酷くこびり付いてお困りですよねぇ。

そんな時には、こちらの『伝説の錆び取り』スプレーはいかがでしょうか?

使い方は簡単。スプレーを少し上下に振りまして……ちょっとお貸し下さい。剣と台座の部分に軽ーく薬液を吹き掛けまして、浸透するまで5秒お待ち下さい。5.4.3.2.1……はい、すると、あら不思議。少し動かしただけでスポット抜けました。

まだ!まだですよお客様。こちらの商品の凄さはここからです。こちらの剣、刃先まで錆が酷いですよね。雑巾に伝説の剣を置きまして、伝説の錆び取り液を満遍なくふきかけて、軽〜く5秒擦るだけで……見て下さいっ!ここまで輝きが戻りました!新品より新品らしい光沢っ!


こちらの逸品『伝説のサビ取り』スプレー。『伝説の剣』をお買い求めの方限定で、今ならこちらの特大サイズ『伝説のなべのふた』もついて、お値段一緒!


是非、お買い求めください。』


なる程。これは当たりだ!迷わず購入した。


「……………」


世に知れている台座に刺さった聖剣、抜いた人って職人さんだったのかな。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ