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58話。癒しの安らぎ妖精フィギュア。



最近、癒しが足りてない。


癒しを求めにリュックを背負い、繁華街を彷徨っていると。ゲームセンターの前にカプセルトイが置かれているのが目に入った。『癒しの安らぎ妖精フィギュア』か。回そう。


ズボンのポケットから財布を取り出そうとしたら、少し濡れている感じがした。先程からお尻辺りが冷たいと思っていたけれど、汗をかいていたようだ。帰ったらシャワーしよう。


『ガチャガチャ…ポン!』


あれ?


出てきたカプセルを開けると、丸い体型を白いシーツのような布で全身覆った妖精が出てきた。布から出ている人のような手足は、ムダ毛がフサフサ。そっと下からシーツの中を覗くと、そこにはモモヒキに白いタンクトップを着たオジサンがいた。

よく見れば耳の先端が尖っていて、背中には小さな白い羽を着けている……妖怪か?説明書を読んでみよう。


『社会人経験が豊富で、とっても聞き上手!愚痴を言い終わる頃には自然と癒されている。趣味は温泉巡り妖精おージーン』


なる程。これは当たりだ!今日から愚痴はおージーンに聞いてもらい、癒されよう。


背負っていたリュックを肩から外して、少しファスナーを開けておージーンをポイと入れると。『ぽちゃん』と有り得ない音がした。

よく見れば、リュックの底から水がしたたり落ちている。まさかと中を開くと、横倒しに置いていた水のペットボトルキャップがきちんと閉まっていなかったようで、リュックの中は水槽のようになっていた。

おージーンが、まるで温泉に浸かっているかのようにプカプカ浮いている。


「…………」


ズボンのお尻辺りを手で触って見ると、かなり濡れている。よし、このまま走って汗をかいて帰るかな!


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