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43話。クッキー缶。



腹が減った。以前回した、加工肉カプセルトイによる食欲減退ダイエットが見事に失敗した。刺激臭は慣れてしまうんだ。

他にダイエット商品を買いたい。電気屋に足を運ぶと、入り口付近でクッキー缶のカプセルトイを見つける。匂いまで完全再現ときた。良い匂いを嗅ぐだけでダイエット効果があるって、おばちゃんが言ってたような。よし、回そう。


『ガチャガチャ…ポン!』


あれ?


出てきたカプセルを開けると、手のひらサイズの見覚えある黄色いクッキー缶が出て来た。不思議な匂いがする。土というか、草というか。甘い香りではない。中身はなんだろう?パカリと開けると、艶々のドングリがみっちり入っていた。触ると精巧に作られた玩具。素敵だけれど、これが菓子?


気になりもう一回回してみると、鉛筆の香りのする青いクッキー缶が出て来た。中には折り畳まれた紙。広げると、プロフィール帳が一枚入っていた。小学生の時に流行ったな。書いてみよう。


『好きなカレーの味は__。』『猫からみた自分は___かな。』へぇ。個性的な質問だな。面白い。『ペパーミントカレー』『美味しそう』と記載した。


そう言えばと、このカプセルトイの説明書を読んでみる。『子供の頃の思い出クッキー缶』


なる程。これは当たりだ!あの頃の思い出が完全再現されている。

友達と懐かしさを共有したくて、缶を持って遊びに行く。見てくれと友達に缶を開けさせたら『ぎぁあ〜!!』と叫ばれてしまった。何でだろ?


それから暫くして。友達はドングリの中からアレが出てくる悪夢に悩まされ、少し痩せたそうだ。心配だ。

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