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42話。かんたんカルタ。
近所にボードゲームをプレイできるショップが開店した。珍しい商品が揃っているらしく、子供心を忘れない自分としては足を運ばずにはいられない。
小さな個人店には所狭しと棚に商品が溢れていて、つい時間を忘れて一人楽しんだ。楽しかったから何か買って帰ろうかな。
ふと、店に置かれたカプセルトイに目がいく。『かんたんカルタ』か。かんたんに遊べそうなので回そう。
『ガチャガチャ…ポン!』
あれ?
出てきたカプセルを開けると、黒色の和紙が使われた5枚のカルタが出て来た。ニスを塗ってあるのか、艶やかな黒光りした光沢がある。書かれてある言葉は…。
『あ』っ!冷蔵庫の隙間に逃げ込んだ。
『い』ぎゃあ!叫んだら、こちらに飛んで来た。
『う』わっ!このスプレーに耐性があるのかよ!
『え』っ、向こうもこちらを見ている。
『お』お………何と言う事だ。小豆が落ちていると拾ったら、卵だった。
説明書には『感嘆カルタG』と書かれてある。なる程。これは当たりだ!Gとの苦悶の戦いが詰まったカルタだ。
全種類コンプリートしてみたい好奇心と、絵柄は無いが内容を想像してしまった事によるサブイボが全身を駆け巡る。さて、どうしようかな。




