【ネタバレしかない】名作「幻想水滸伝Ⅱ」の思い出語り
これをエッセイとして投稿することは果たして正解なのか不正解なのか。
考えても埒が開かないのでこの投稿に関してのみ感想を受け付け、すべきでないとの意見が散見されるようであれば削除を行うこととする。
追記:
エピソードやキャラクター、システム等すべての思い出あるパーツに焦点を当てた連載開始しました。更新はパッション次第です。
https://ncode.syosetu.com/n8597ja/
まず初めに。
タイトル通り、このエッセイはKONAMIより発売された「幻想水滸伝Ⅱ」に関する思い出語りに徹底することとなる。
プレイステーションのソフトということでレトロゲームである。ジャンルとして。
だからこそ未プレイであるという方にはこのエッセイを読んで欲しくない。リマスターをプレイする、あるいはプレイステーション(プレイステーション2)とソフトを今から買ってきてプレイするなどした後でなら読んでください。
要するに、ネタバレを食らった後にプレイしても楽しくないよな?そうだよな兄弟?
気になってもそこはブックマークでもしといて後日プレイした後に読むことにしてください。
さて、ある程度の行数を稼げたので未プレイ勢はお帰りいただけたことと思う。
だがまだ思い出という部分で尺を伸ばすぞ。私はそういう汚い大人である。
幻想水滸伝Ⅱとの出会いは、なんとも言いにくいが中古屋である。
そこ新品じゃないんだ。軽蔑しました。
なんとでもおっしゃい。
当時ゲームにそこまでのめりこんでいなかった私はなぜかゲームソフトの中古コーナーに足を踏み込み、何か良いノベルゲームがないかなと大変雑に行動していた。
大変なクソガキだったのであれこれ手にとっては裏返して説明を読んでは返しを繰り返していた。
そんな中で、ふと平置きされたソフトの一本が目に入った。
言うまでもなく幻想水滸伝Ⅱである。
パッケージのビジュアルが気に入ったのだ。
値段も確か、お手頃だったと思う。
RPGをろくに嗜みもしていない、いや、記憶が確かなら祖父母の家にあったドラクエでさえクリアしていないどころか総合で2時間も遊んでいないRPG初心者であったのに、JRPGの名作なんぞを掴んでしまった。
最初から美食に耽った結果が今の自分である。救いがねえ。
ともあれクソガキだった私は見た目が気に入ったからとパッケージ片手にレジへと向かった。
それが出会いである。
帰宅した後くたびれてしまっている中古プレイステーション2にソフトをぶちこみ、どんなゲームなんだろうとテレビを見つめたクソガキの目に飛び込んできたのは、これまで見たことがない豪華なオープニングだった。
恥ずかしながら簡素なノベルゲームはしたことがあっても、ドラクエシリーズやFFシリーズ、ましてやテイルズシリーズにも一切手を出してこなかったので、オープニングであれこれ動くということがまず衝撃的だった。
たくさんのキャラクターが出るゲームというだけで度肝を抜かれたし、音楽にも気合が入っていることに感動した。
そうしていざプレイしてみると、どうやらここはファンタジーらしい。
世間の狭いクソガキながらファンタジーの概念は存じ上げておりまして、しかし先入観がないので実に素直にキャラのセリフを吸い上げた記憶がある。
主人公と親友は明日家に帰れるのか、じゃあ今夜はワクワクだろうな。家に帰った後から本編なのかな?
そんな風に思っていたら急に不穏な空気を感じたものだ。
もちろんそんなあったかいゲームなわけではなかった。
のっけからルカ・ブライトが大暴れで、主人公と同じくらい私も動転し、感情の谷に突き落とされた。
これからどうなっちまうんだ、と思っていたら助けられて、あれよあれよという間に使いっ走りにされてあちこち行くのはなんだか新鮮で面白かった。
境遇に思うところはなくもなかったが、そういう世界なんだと納得していた。
それに、今思い返せばビクトールたちは優しかった。
ある程度行動の自由を許していた結果主人公たちが脱走して故郷に帰ってしまったのに、助けに来てくれさえしたのだ。自分たちの命さえ賭けて。
ほのぼのしていたのはこの救出劇くらいまでだったろうか。
ルカ・ブライトに村々は焼かれ、砦も焼かれ、更にはミューズ市まで焼かれ。
主人公は住処さえ安定しない暮らしを長い事していたし、危ない目にも遭った。なんなら親友までいなくなってしまった。傍にいてくれるのは姉と幼女くらいだ。
正直私はこの時点で「もういいよ逃げに逃げまくって平和に暮らそうよ…」と思っていた。普通の少年がする経験じゃねえと。
今の自分ならRPGだし特別な少年なんだから今後ももっとやべえよな、と分かるが、RPG初心者でクソガキだった私はそんなこと分かりもしなかった。
流されるまま船に乗り、馬に乗り、最終的には同盟軍の主に乗せられてしまった。
とんでもねえことになったと思ったものです。
わたしゃただ故郷に帰ってほのぼのしたかったが!?こっちの事情なんか知らないからとにかく平和にいきたいが!?
けどそんな事皆聞いちゃくれなかったわけで。サクサク色んなところに行かされて問題を解決しては仲間を増やしていきました。
ゲームとしては本当によく出来てると思うんですよね。
未だにJRPGはこのシリーズくらいしかやってないので大した意見は言えませんが、協力者を集める理由付けやお使いをする理由付けとして盟主はかなり言い訳が利くなあと。
パーティメンバーも六人だから小回りが利いて、だからあちこちいけるわけです。
本人も仲間も強いなら下手に大人数で動くよりよっぽど身軽だし。
で、姉のナナミです。
彼女はとにかく明るくてポジティブで、でも主人公を大事に思って扱ってくれて、メンタルに優しい存在です。
でも聖女みたいな完璧超人ではなく、料理は苦手だし一直線すぎるし時々元気が余り過ぎるし、「ふつーの女の子」なんですよね。
私は彼女のことが好きで好きで、枠に入ってこようがこまいが必ずパーティーに入れていました。選べない時は仕方がないけど選んでいいなら必ず。
姉弟攻撃が大好きでしたね。
ハズレ(?)パターンだと確かサボってお茶飲んでましたけど、ああいうところがとても好きでした。
これは小説版の知識も混じってしまうんですけど、ナナミだけは主人公を平凡な少年として扱って欲しい、英雄にしないで欲しい、そう主張を続けてくれていました。
一人の姉、一人の少女としての価値観で、祭り上げられてしまった主人公(自分)を引き戻してくれていたわけです。
もしかすると、ナナミが嫌いな人がいるとしたら、ここかもしれないなあと思うわけです。
だって、英雄でいたいなら、ナナミって邪魔じゃないすか。
勝手に心配して勝手に落ち込んでうぜえな、とか思う人もいるかもしれない。
けど私はナナミに心配されたかったし落ち込む背中に声をかけたかったし大事にされたかった。
その時は盟主ではなく、ただの少年でいてもいいんじゃないかと思えたし。
でも、ナナミはティントのイベントの辺りで英雄を否定しなくなった。できなくなったというべきなのかも。
自分だけの弟ではなくなったことを改めて思い知って、でもマチルダ騎士団でのあの時には真っ先に矢面に立ってしまったんだよなあ。
あの時、泣きながらジョウイと二人でゴルドーぶちのめしました。
初プレイ時は108人揃ってるはずもなくノーマルエンドだったので、あの選択肢は確かなかったかな?
私はただ、どうしてナナミが、と呆然とするしか出来ませんでした。
仲間は死なないと思ってたんですよ。
初プレイ時はリドリー死なせてなかったし、戦争でも戦死が出てなかったし。
そりゃアナベルさんとかは死んだけど、でも彼女たちって仲間になったって認識がなかったんです。
だから、ナナミが助からなかったって知って、何日かはそこからプレイするかどうか本当に悩んだ。
これって結構リアルな話だぞ、と、この時になってやっと理解しちゃったんでしょうね。ジョウイに何度も現実叩きつけられてるのに呑気なもんです。
ジョウイはRPG初心者、ストーリーあるゲーム初心者相手でも明確に「俺とお前は今後同じ道歩むことはないぜ!」って態度で示してきてましたよね。
でも脳に花畑を抱えたクソガキは「そんなこと言って~」ってなってたんですよ。あの時まで。
要するに、終盤も終盤のナナミ死亡まで、私はある種の安全神話を信奉していたんですよね。
今思えばとんでもねーことです。
そういや戦争の前にセーブはしてたけど、それって負けた時のためであって戦死したらリセット☆じゃなかった。
ナナミが死んだことで、じゃあジョウイは?ピリカは?ほかの皆は?と思って不安になりながらプレイ進めていくと今度はシュウがやべえことしでかすわけですよ。
あっ死んだ!二人目!これで二人目!もう立ち直れない!
と思ったところで俺たちのビクトール様が助けてくれましたね。
サンキュービクトール…。
クソガキ時代の私の心を救ってくれたぜ。
で、エンディングの話になるんですけど。
ここまでつらつら書いてて思いましたが時系列一気にすっ飛ばすからほんと思い出語りでしかないね。
ジョウイとは結局また笑い合うことも出来ないし故郷に帰ったってナナミもジョウイもいねーしで主人公しあわせじゃなくない?
って、そう思ってあれこれ調べたらコレハッピーエンドあるじゃん。もっかいやろ。ってなったわけです。
ネットで攻略サイトを探して今度こそ!となるわけです。
既に一度通った辛い展開をもっかい繰り返すわけですが、その時は攻略サイトによって知ったミニゲームの数々を楽しみながらだった気がします。
料理バトルで審査員にルックが来た時、コイツなんで「なんでもまずい」って感じるんだよせめて2出してくれよ……って思ったもんです。しかもコイツ敵がチート使った時は5出すんだよなあ。
ほんで108人揃えた上で例の選択肢も押して、とハッピーエンドへの道筋立てて、レックナート様からの有難いお言葉いただいたりシュウさんに見逃してもらったりして。
ナナミを迎えに行って旅立った後が衝撃だったんですよ。
ピリカとジルが二人で暮らしてる家行くじゃないですか。
あの時「ほんとに会わないつもりなのかな~」って見てたらジルがお腹触るんですよ。
エッ赤ちゃんできてない!?
公式的に説明あったかしれませんけどその時から私の中では「ハッピーエンドの世界線のジルは妊娠してる」ことになってます。
なおさらジョウイは顔出しとくべきだろ…こいつぅ…。
それからは順序が逆になりましたが初代も手に入れたり発売済みの5まで一気に買ったりして幻想水滸伝シリーズとズブズブの関係に至るわけです。
ですが結局幻想水滸伝Ⅱ以上の作品はなかった。
完成されつくした作品だと今でも思っていますし、根強いファンがいるのも納得いきます。というか、幻想水滸伝ファンってⅡが主軸なんじゃない?って考えてもいます。シリーズ中一番人気なナンバリングだろうし。
語り足らない部分があるとすればルカ・ブライト様でしょうか。
彼ほど「悪役」なキャラクターは存在しないと言っていいんじゃないかなと思ってます。
悪役となった理由はゲーム中できちんと語られていて、外伝や小説はただの裏付けでしかなくて。
ホントならラスボスになれるくらいとんでもない強さを単騎で持ってたけど、全軍どころか敵まで利用し尽くしてやっと殺すことは出来た。
でも結局彼がやりたかっただろう事はほぼ遂行されたよね、っていう。
だって結局あの地平穏じゃないらしいじゃん。
ファッキンハルモニアにちょっかい出されてまだ戦火上がってるんでしょ。
ルカ様地獄で高笑いしとるわ絶対。
なんだかんだ言って妹が弱点だったのもルカ様の人間味だよなーと今となっては思います。
妹が産まれることになった事件をきっかけに狂皇子となって、でもそのあともツンケンしながらも妹には決して手出ししなかったし、むしろ遠ざけて安全なとこに居させようとしていたように感じます。
憎んでいいのか愛していいのか、結局のところルカ様は答えを出せなかったんじゃないでしょうか。
そもそも考えないようにしてたかもね。
そういうわけで、私の生涯で最も優れた名作「幻想水滸伝Ⅱ」の思い出語りはこれで語り終わりです。
あれこれ焦点当てようとすればもっとできます。無限に出来ます。
このエピソードのここが好きなんだよ!
このキャラのこの時のセリフにぐっと来たんだよ!
全部語ったら多分皆様のスクロールバーが目に見えないサイズになって、なろうから「長過ぎワロタァ!」と削除されてもしょうがない文章量になりますので、あとは胸の内に秘めます。
お付き合いありがとうございました。
リマスター発売が実現することを願って。
口調が安定してないじゃん!!!




