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第8話「異常な行動」

 俺は部活も終わり。

 いつものように帰宅をする。


「ただいま〜」

「ジュワッチュ、お兄ちゃん! 今日はカレーだよ〜」


 妹、桜のクロスチョップ。

 今日のお兄ちゃん。

 そのクロスチョップでイチコロさ。

 なんたってHPがほぼないからな。


「お兄ちゃん、今日も疲れた顔してるよ」

「──まぁな」

「サッカー部、やっぱり大変?」

「まぁな、キツい」

「そうかそうか」


 そろそろ、言わないとな。

 サッカー部じゃないって。


 クロスチョップが得意な。

 スーパーマンのカレーを食べる。


 本当に美味しい。

 将来いい嫁になるな〜絶対。

 嬉しい。


 だが、俺は考えた。

 どうやったらジュワッチュを辞めるのか。

 俺は心配でならない。


 いや──違う。

 論点が違うな。


 これは俺がいつ。

 ジュワッチュを諦めたのか。


 そして、俺はいつ。

 ジュワッチュがおかえりの。

 代わりになったのか。


 ジュワッチュをさせないように。

 諭したのか。


 それがいつが最後だったのか。

 それが大切である。


「お兄ちゃん! カレーおかわりいる?」

「あぁ、ありがとう」


 いつの間にかカレーが消えていた。

 これが相対性理論か。

 なるほど。


 きっと相対性理論を最初に生み出した人は。

 ジュワッチュから始まったのだろう。


 あっ──そういえば!


「桜。お前、今日部活どしたんだ?」


 桜は剣道部で来ている服を絶対に。

 その日に洗乾をかける。


 今日はうちの洗濯機が動いていない。

 部活をサボったのか?

 剣士──桜が。


「今日はお友達と文房具屋さんとか色々回ったりしてたの」

「なるほど」

「お兄様もこれ! あげるよストラップ携帯用のね!!」

「おう! ありがとうな!」


 本当にうちの妹は健気だ。

 普通の中学の妹は少しは距離を置くのに。

 わざわざこんなに可愛い。

 くまのストラップを買ってきてくれる。


 だが、このくま顔が怖い。

 何でだ?


 桜が俺に優しいのは、

 環境がそうさせてるのか?

 でも、これは感謝しかない。

 うんうん。


 夕食を食べ終え。

 俺は勉強を終え。

 そして──ベッドに着く。


 ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ


 ──携帯か。

 誰だ?

 冬柴先輩か。


 休みの日、10時

 〇〇駅前に集合。


 ──あ〜

 そういえば言っていたな。

 連絡送ると。

 さて──寝るか。


 ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ


 またか。

 なんだ?

 冬柴先輩か。

 〇〇駅前に集合。


 ────なるほど。

 この人はきっと返さないと。


 永遠に送るタイプか。

 なるほど。


 だが、しかし。

 俺はそっと。

 そっと。


 通知OFFにして。

 返信せず寝る。


 それはきっと。

 これを返すと。

 終わらないと感じたから。


 この選択は間違いじゃない。

 そうだ。

 そうだ。



 ---



 ──────翌日。



 俺は寝起きはいい。


 そして、携帯を見る。

 25件か……


 これは部室に入る時。

 ある程度の覚悟した方がいいな。

 まあ、俺の選択だ。


 2階から1階のリビングへ向かう。


「お兄ちゃん! おはよう」

「あぁ、おはよう〜」


 桜のそのGOODポーズ。

 それに対して。

 俺の心に波はたたなくなっていた。


 俺は顔を洗い。

 そして、リビングへ向かう。


 ────ピンポーン。


「あっ──俺が出る!」

「お兄ちゃん、ありがとう〜」


 足早に玄関に向かい扉を開ける。


「おはよう淳くん」


 そこに居たのは少し睨んでいる。

 冬柴先輩の姿。


「おはようございます」

「人として、携帯見たら返すのが礼儀だよね?」


 俺はこの返しを間違えては行けない。


 ────寝てて、携帯見ていなかったです!


 これはバツだ。

 朝起きて見ていない。

 それは苦しい。


 ────えっ!!! なんのことですか?

 これもバツだ。

 きっと顔に出る。


 ────答えはこれだ!!!


「すいません。見てたんですけど絶対にめんどくさいなぁって思って。

 通知OFFにして寝ました。申し訳ないです」

「へぇ〜」


 末恐ろしい顔を俺を見ている。

 俺はそっと扉を閉めよ────


「お兄ちゃん、何かあったの?」


 桜が異変に気づき玄関へとくる。


 1度絡まった糸はなかなか解けない。

 自らハサミで切らない限りは。

この度は、読んで下さり有難うございます。

皆様の評価とブクマが励みになっております。

今後とも、引き続きご愛読いただければ幸いです。

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読んで下さり有難うございます。
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