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少女は、蝶だった。  作者: ぼすお
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蝶と人間1

少女は、蝶だった。


少年は、人間だった。





少女は、人間に恋をした。彼の微笑(ほほえ)みが忘れられなかった。


少年は、蝶に恋をした。彼女の美しい羽ばたきが忘れられなかった。





少女は、毎年必ず来る彼を想って一年を過ごした。


少年は、毎朝見かける蝶を想って1日を過ごした。





少女は、まるで織姫のような気分だった。

1日1日が長く、永遠のように感じた。


そして毎年やってくる8月30日に想いを()せた。

彼が蝶の所に訪れる時間は、たった一週間だった。

少女は年に一度のその時間が嬉しくてたまらなかった。


言葉すら通じないけれど、彼の微笑みで羽根の羽ばたきが倍に早くなるのを感じた。






少年は、まるで彦星のような気分だった。

1分1分が果てしなく長く感じた。


そして、毎朝やってくる8時30分に想いを()せた。

彼女と過ごす時間はたった10分だったけれど、少年は時間いっぱいまでその蝶の隣に座った。


蝶は時折(ときおり)激しく羽根を振るい、空高く飛び跳ねた。

鱗粉(りんぷん)が舞い、キラキラと輝く姿を見て彼は胸の鼓動が早くなるのを感じた。







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