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神官level100

作者: かばきち
掲載日:2018/03/25

連載しようかと思って考えた設定でしたが、出オチピークになりそうだったので、短編で投稿することにしました。

評判が良かったら、何本か続編作ろうかな・・・、なんて。

やあ、良い子の皆。僕はパトリック。


僕の国で神官は、毒を治療したり、呪いを解いたり、死者を蘇生したりする仕事で、免許が必要なんだ。まあ、君たちの世界でいう医者みたいなものかな。


もちろん、給料もめっちゃ高いし、開業してボロ儲けだってできる。


ただ、大学の神学科は、学費が高くてね。父は田舎で武器屋を営んでいるが、店で一番の品は「てつのつるぎ」だ。The・貧乏さ。


学費はないけど、勉強はできたんだ。だから、卒業後数年、国家公務員として神官をしないといけなくなるんだけど、学費無料、給料までくれる、防衛神官大学校に進学したんだ。


きちんと勤めあげれば、故郷に帰って教会をオープンするんだ。シスターを、ああ、看護婦さんみたいなものさ、二人は雇いたいな。


さて、卒業式を無事に終え、今から辞令を王様から直々にもらうんだ。国家のエリートだからね、我々は。


さあ、僕の配属先はどこかな?王城勤務が第一希望だけど・・・。


「パトリック、貴官を王城総務部神官課勇者係に任ずる。」


おお!王様ありがとう、王城勤務だ!やった!

そうだな、これは国家公務員が霞ヶ関勤務、都道府県庁職員が県庁所在地勤務になるようなものだよ。嬉しいね。







ところで、君はロールプレイングゲーム、やったことがあるかな?

そうそう、なんとかクエストとか、そういうやつだね。

たまに、モンスターに全滅させられたりね。いやー、勇者も大変だねえ。


うん、でもね、もっと大変な人がいると思わないかい?


いつ、どこで死ぬかわからない勇者の死体を王城まで運んで、蘇生しないといけないからね。

ちなみに、死体が腐ると蘇生できない。時間との戦いさ。

おまけに、勇者が死ぬのを待っている間に、自分がモンスターに襲われて死んじゃいそうだよ。


王城総務部神官課勇者係、これは、力尽きた勇者様を連れ帰り、蘇生させる、そんなお仕事の話さ。

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