王様と、ゲームと、時々ポッキー。
キャラクターがキャラクターなため
消しカス程度ですがBL要素を匂わせています
でも早く終わるので腐った方は残念無念また明日
腐ってない方は安心してください
まぁちょっとしたネタだと思って笑ってやってください
「やるわけねえだろボケ!! カス!!」
「そ、そこまで言わなくても…」
「なんでこんなクソ野郎と俺がやんなきゃいけないわけー!?」
「や、まぁ王様の命令は絶対っていうルールだし…」
どうしてこんなに幼児が暴れているのか、ということについて。
大体予想は付いているかもしれないが、まずは過去から振り返ろうと思う。
…いや、過去とか言ってるけどかなり近い過去だ。
すいませんでした格好つけてみました。要はついさっきのことです。
─
「はい3番の人と6番の人は掃除係ー」
「ゲッ俺かよ」
「某か」
「後で掃除しろよー」
ご覧の通り、現在は王様ゲームをしています。
大人数でやるとなかなか面白いものですね。
「王様だーれだ!」
「はいはーい、あたしあたし」
勢いよく手を挙げる咲野、それを笑顔で見る俺ら。
だが、次の一言でその笑顔は石のようになって動かなくなった。
今にもピキピキと音を立てて崩れていきそうな感じであった。
「2番と4番の人はポッキーゲームやって」
─
それで最初に戻る。
今回は流石に幼児に同情してしまった。
「やだやだやだー!! 他の奴ならともかくなんでこいつとー!!」
2番が幼児で4番はその幼児が最も毛嫌いしているあの人物。
何? 其処まで言わなくても分かってるって? あっそ…。
「ちょっと見たい」
「見なくていい!!」
「…あ、いいこと考えたぞ」
「どうせろくでも無い事だろ」
「いやいや、そんな嫌がるお前のためだぞ」
「…は? 何それマジ話?」
「まぁまぁ、我に任せておけ」
準備よくポッキーの箱が置いてあった。
菅公は乱暴に箱を開け袋を取り出し更に開け、その中の1本を取り出した。
「ほれ、咥えろ」
「気が進まないなぁ…」
見る人によっては状況が変わるこの台詞。
敢えて言っておくがこれはポッキーゲームだ。変な想像をしてはいけない。
両者がポッキーを咥えてスタンバイ完了。
「じゃあ始めてー!」
その瞬間、ポキッと音がして終了。
「ほれ、終わりだ」
「えー…そういうのでいいの…」
菅公は手を使わずにポッキーを折った。
口に含んでいる部分をもしゃもしゃと食べる。
余りは幼児に行ってしまった。
「うわーずるー…」
「今度から俺らもそうしてみようぜ」
「…なんか、これポッキーゲーム違う…」
「うーん…」
若干不満な人もいたようだが、なんとかアッーな展開にならなくて良かったと思う。
それはそうと、今日はポッキーの日ですね。
なんか電池の日とかも聞いたけどどうなんだろう。




