ハロウィンなーう
「はっぴーはろうぃーん!!」
「菓子くれ!!」
…えーと。
いや、うん、まぁ、いいんだけど、
向こうの方が年上なことに突っ込んでおいた方がいいんだろうか…?
「…あの衣装ってどうしたんだ?」
「大連の超大作」
「!?」
!?
…!?
「あそこの大食い組がどうしても欲しいってんで、
守屋が自身のオカン性を絞って作ったらしい」
「そのお陰で守屋は倒れてるがな」
はいはい大連倒れました。
大連倒れてましたよ皆さん。
「他に家事出来る人いなかったんです?」
「よし行け広嗣」
「藤原式家のオカン行ってらっしゃい」
「何故俺」
─
「「Trick or Treat!!」」
「うおっ!?」
「菓子よこせこのやろう!!」
赤い人がめちゃめちゃ困ってる。
「え、ちょっと待って? 俺お前らより享年的な意味で年下なんですけど」
「それで?」
「えっちょっそれでじゃなくてさ」
どうやら立場が逆だろといいたいらしい。
結局は折れてあげたわけだが。
「ええぇぇだっておかしくない…? あいつら少なくとも30は越えてるんだぜ享年…
俺なんか20代半ばなんだぜ…」
あー。
外見年齢は後から変えられるんだっけ、霊体だと。
実体持つと変えられないらしいけど。
因みに今大納言は霊体です。
実体作ると無駄に力を使うんだそうで。
「普通だったら俺が貰う側じゃないの…?」
「身長と精神年齢じゃないか?」
最もな意見である。
赤い人は涙の水溜りを作って顔を伏せていた。可哀想に。
広嗣氏は生年不明ですが享年は恐らく25~6歳だそうです。
めっちゃヤングじゃん…




