怨霊さんが学園に乗り込んできたじゃないですか!やだー!
今回からちょいと学園要素を盛り込んでみます。
タグにも学園って入れちゃったしね…
「転校生を紹介する」
「どうもーっ☆ 伴野良男でぇーっす!」
「今日からこのクラスのメンバーだ。皆仲良くするように」
─
「何乗り込んできてるんですか!!」
「声が大きいですよ」
大きくもなるわボケ。
「…っていうか名前…」
「いいの思い浮かばなかったんで“とものよしお(伴善男)”を当て字にしました。
一応普通の人っぽいでしょう? 今鹿とかに比べれば随分マシだと思いません?」
今鹿もそれはそれですごい名前だと思うけど。
つか一回ばらしてまた漢字つけたのか。
これまた一苦労だったと思うなぁ。
「アイタタタタな名前だけは避けたかったんです」
まぁそうだよな。
「というか顔も普通の人の顔に…いつもケロイドなのに」
「そこはよしおちゃんパワーでちょちょいのちょいと…」
「うわっ」
「よしおちゃんパワーで引かないで下さいよ」
難しい話だな。
─
「あれ善男何処行ったの?」
「学校っていうのが気になるからって言って実体化してユウヤと一緒に出てった」
「飽きたら転校したことにするって言ってた」
さてさて凄いことをしたもんだね善男ちゃん。
ケロイドもよしおちゃんパワーとかいってちょちょいのちょいと直してた辺りも凄いけど。
っていうかよしおちゃんパワー超痛い。なんかの魔法少女か。
「よしおちゃんパワー(笑)」
─
「休み時間とは学友達と戯れる時間ですか?」
「正確には次の授業の準備をする時間です」
あと休み時間って言うくらいだから休むのも含め。
「そうなんですか…私たちの時はご飯休みとかしか無かったのに…羨ましい限りです」
しかも早く帰れるなんて、と言っていたがきっとその時代は色々と厳しかったんだろう。
ほぼ毎日朝早く起きて夜遅くに眠る…みたいな生活だったらしいしな。
今も昔も楽じゃないってこった…。
「不良やパンピー共がギャアギャア五月蝿かったりしますがそれは慣れてください」
「昔の時代にも嫌な奴というのはいたので慣れているつもりですが…肝に銘じておきます」
─
「ただいま戻りました」
「おかえりー」
「どんな感じだったの?」
「えーと…勉強したり武芸というか鍛錬のようなものをしたり…
あ、あと試験もあったんですがスパ…いえ、尻叩きなんてのはありませんでしたね…」
「えっ無いの!?」
「今スパンキングって」
「いいなー」
「ちょっと待って今スパンキングって」




