夏の怨霊祭 中編
もうリアルでは秋ですが気にしないで下さい
私はもう恥ずかしくて死にそうです
この物語ではまだ夏ってことでお願いします時間進んで無いもんっ
そして再度じゃんけんをやった結果が…
「ぎええええぇぇぇぇぇあああああぁあぁぁぁぁぁあッ!!」
これである。
どちらにせよ、幼児は一番最初に話すことになったのだ。
「今度は交換無しねー」
「ひ、酷い!! 鬼や!! あんた人の皮を被った鬼や!!」
もうすでに人間で無いと言っても過言ではないんだが。
「怪談なんて知らないよっ!!」
「あーあー進まないなー」
「じゃあもう俺先で良いだろ」
「おー」
そして幼児はそそくさと避難。
座布団被って机の下に隠れ数分。
ぷるぷると震えるだけで俺からしたらそっちの方が色んな意味で怖かったが放っておこう。
そんなわけで、一番手は赤い人。
「さて、怖いサイトがありました」
「はぁ」
まぁ、ありがちだわな。
「んで今はもう無いんだけど確か名前は夢ト…」
と、その怖いサイトについての話を語った。
幼児は耳を塞いで「聞こえない聞こえない…」と呟きながら震えている。
赤い人は話を続けた。
──
「…どうよ?」
「やだやだもうやめようよ!!」
このやろう。
「…お前は相変わらず虐め甲斐あるな」
「ちょっ」
「次行こうよー」
「あーあたしかー」
「やーめーてーよー!!」
未だに避難している幼児。本当にあの荒武者だったのだろうか。イメージが崩れる音がした。
因みに二番手は咲野。
「この妖怪は下半身が~…」
妖怪の話。有名な妖怪の話。
幼児はぷるぷる震えている。
「でその人は…」
──
「上出来かなー」
「うわああぁぁぁぁんっ!! いじめだああああぁぁぁぁぁ!!」
まだ2人目なのに幼児が泣き出した。
3,4人目辺りで失神とか失禁とかするんじゃなかろうか。困る。
「1人で寝れないー!! トイレにもいけないよー!!」
「いくつだお前!!」
俺の中でイメージがガラガラと音を立てて崩れた。
都市伝説怪談集に載っているものを話している はず
気になる方はそちらもどうぞ




