表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/29

「そりゃお前、幼児が行き成り神話とか読んでたら泡吹くだろ?」

つい最近知ったことがある。


「へー、そういうのが好きなんだー」


こういう程度で聞き流して構わない。

まぁ、取り敢えず話してみようと思う。




幼児が神話好きだった。

そして古代中国、古代インドの話が特に好きだということがよく分かった。

漢字とかも大量にあったが、当然幼児には読めないので全てにルビが振ってあった。

よくやるな、振った人。


普段は何も分からないが、こういう話には深く入り込むらしい。

理由はよく分からない。


「こういう話で味方の兵士を元気付けた」とかなんとかと言っていた。


こういう話は誰よりも多く話せるだろう。

他のやつは全然分からないのに。

「他のやつもこれくらい好きであったなら…」と思う人もいたかもしれない。

実際俺がそう思った。


そもそもどういう経緯で知ったのかはよく分からない。


まぁ、知っても知らなくても、そういう話にはついていけるわけも無く、

飽きるまで聞き流すだけだ。




と、それを繰り返していたら奴が機嫌を損ねてしまった。

どうすればいい。


「機嫌を直す役目は君にあげよう」

「遠慮します」


役目貰っても嬉しくない。


「上皇サマがやれば良いと思います」

「やだ」


断ると思った。

というか、引き受ける輩なんているのだろうか。


「俺は嫌だ。相性悪いから」

「我もその理由で断る」

「あたし勉強しないと」

「僕機嫌の直し方分かんない」

「俺今こいつ倒すのに忙しいから」

「某も今いいところまで行って忙しい」


最悪なメンツだ。

誰かに生贄(サクリファイス)違う、犠牲になって行っていただきたいところ。

つーか前半3人(俺含む)はともかく、後半が酷すぎる。

特に最後の二人はゲームやって忙しいとのこと。おいこら。


「よしじゃあジャンケンだ。全員強制参加で一回勝負。いくぞ」



「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


赤しか印象がない人(以下、赤い人)が負けた。


「広嗣、お前のことは忘れない」

「ひっでぇ!!」


十字架の人(真備とかいう人)が何気にさらりと酷いことを言う。

まだ行ってないのに。


「分かった、分かりました、行けばいいんだろ…ちきしょう…」


そうです、行けばいいんです。俺らの今後の未来も掛かってるんです。多分。


「くっそお前ら覚えてろよ!!」

「うん、まぁ大変かもしれないけど頑張ってねー」

「俺らのために犠牲になってください」

「機嫌直らず俺がボッコボコにされたらお前ら全員祟るからな!!」



機嫌を直さずとも、奴はけろっと、

何も無かったかのように首をかしげて「どうしたんだ?」と聞いた。

お前の機嫌を直そうとしてたんだろうが。


しかし今度は赤い人が機嫌を悪くした。

次の犠牲者を決めなきゃなぁ…

古代中国とか古代インドとかよく分からんので勉強していきたいです。まる。

史料であじゃせ(漢字忘れた)太子がどうのこうのとか

斑足王子が云々とか言ってたんですが

私にはさっぱりだったので勉強する必要があると思いますチキショウ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ