表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/29

幼児捕獲、そして

「全くお前ときたら…なんつーことしとくれたんじゃボケ!!」

「反省してますっ!!」


嘘吐け。


この幼児は見てのとおり無事捕獲された。

捕獲するまでに何があったのかを少し話そうと思う。


──


「見つかんねえなぁ…あいつ」

「そうだねぇ」


見つかりそうな気配は確かに無い。

…って、


「何スタバでくつろいでんじゃボケ!!」

「え? だって見つからないし…」

「アホか!!」


だからってスタバ行くなよ。


「あのな…どうせ俺の金なんだろ?」

「そうだけど何で?」


自分の金で払え。

俺がどんだけバイトして貯めた金だと思ってやがる。


「だってお兄ちゃんみたいにバイトしてるわけじゃないしー」


だからって。


とにもかくにも、これで時間を無駄にしたわけだ。


「時間止めてよーくつろぎたいー」

「アホか!!」


どっかのキャラみたいに時が止められるわけじゃねえんだよちきしょう。

ザ・ワールドとか出来るわけねえだろバカ。


「いいから行くぞ!!」

「あっちょっと!!」


他の客から奇異の目で見られたけど気にしない。



結局、この幼児は道真公と上皇サマに連行されて来た訳だが。


「ったく、何処ほっつきやがったんだこの野郎…」

「御免なさい御免なさいすいませんでしたもうしません…」


意外としょんぼりしている。

それでもやっぱり反省し無さそうな気がするけど。


…まぁ、疑いすぎか。少しは信じてやろう。


「じゃあ本当にもう二度とこのようなことをしないなら貰いもんやるよ」

「マジで!?」


あかん。スイッチ入ったかもしれん。


「あ、あぁ…勿論…」

「分かったもう二度とやらないよお兄ちゃん!!」


これがおっさんだと思うと気色悪いが、

男の娘(笑)なだけまだマシな方だと思う。


「…出て行くときは服装変えて、出来るだけ首は見せないように」

「はい…」



「…こんなところにいやがったのか、あの三人組」

「あぁ…どうやらそのようだな」

「普通に人間住んでるじゃないか」

「まぁ、人間の家だからな…」


「…俺も入ってみてえな…」

「何を言っている、某らはこの三人組を連れ戻すために来たのだぞ」

「はいはい…分かってるって…」




「…どうやって、連れ戻すか、からだな…」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ