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プロローグ
よかったら読んでください。
「ジュンジェ・ユ・チョミンノ国王。ジュンジェ・チャン・ユチョノ様。・・・出発の時間です。」
暗い雰囲気の大広間に、扉が開く音と共に家臣の声が響いた。
国王とその息子は静かにうなずく。
それまで国王に寄り添っていた息子は国王の下を離れ、外へと続く扉へ歩きはじめた。
そんな息子の姿を目に焼き付けながら
「ユチョノ。お前は最高の息子だ!お前にこんな使命を与えた私を・・・どうか恨まないでくれ。」
国王は一人の父親として息子に別れの言葉をかけた。
「お父様!僕もお父様の息子として生を授かることができ幸せでした。この使命も、お父様が愛する民のため、国のため、世界のためなのですから僕は光栄です!・・・今までありがとうございました!」
息子もまた、溢れそうな涙をこらえ父親を見つめた。
そして、ゆっくりと静かに扉の向こうに見えなくなっていった。
扉が閉まると国王は頬を涙に濡らした。
国王の耳には、民の苦しむ声と自らの嗚咽が響いた。
自分でもよく分かりません・・・。
まっ、がんばります!
読んでくれてありがとうございました!!