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勇者A〜裏切り勇者は魔界に属す〜  作者: 暗黒神ゼブラ


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おまけ

おまけ話


これは俺が魔王軍に入って一ヶ月の時に初めて人間界に遠征した日に友達が出来た時の話


人間界に遠征か……俺をいじめた奴らは鏖殺したからなぁ、次は誰を殺そうか……考えるだけで笑みが溢れちまう。

「なあアンタ、怖くないのか? 人間界に遠征だぞ。殺されるかもしれないんだぞ」

「何が怖いんだ? 俺を殺せる奴がいるならそれはそれで楽しいだろ。それに個人的に人間界には恨みがある、その恨みが晴らせるだけでも笑えてくるだろ」

「そういうものなのか? 俺は怖い、殺されることもだけど、家族が人間に殺されないかそれが一番怖い」

「そんなに人間を恐れるのは何か理由があるのか?」

「幼い頃人間は冷酷で愚かで残酷みたいな話を聞いた。人間に殺された奴の死体を見たが惨かったから怖いんだ。今からそんな奴らの世界に向かうと思うと」

「まあ人間にもピンからキリまでいるからな。言っておくが俺もその人間だからな」

「そ、そうなのか!? でもお前はそんな感じしないけどな」

「まあ接してみてからって感じだろうな。まっ俺は人間を滅ぼすからアンタが人間と接することが出来るか分からないがな」

「過去に何があったのかは聞かないでおくよ。生き残ってまた会おうな」

「ああ、そうだな!!」

「俺はオーガ族のカヅキだ、アンタは?」

「俺は人間族のシャウ・ユーエだ、よろしくな」

これが俺の親友と呼べる存在との出会いだ


おまけ話その二


エヴァンのメイドのエルミアと会話した時の話


「エルミアはなんで魔界(ここ)来たんだ?」

「私ですか、そんな珍しくもない理由です。両親に奴隷市場に売られたところをエヴァン様に買っていただけた、それだけです」

「エルミアってエヴァンと付き合ってんの?」

「……エヴァン様と恋人など畏れ多いです。ですが、エヴァン様はよく私のことを恋人と……そう言ってくださいます」

「なあエルミア、エヴァンを愛してるんなら二人きりのときだけでも、言葉にするか行動で示してやったほうがいいんじゃないか? その方がエヴァンも喜ぶぞ」

「…………恥ずかしいです。本当は私だってエヴァン様のことを愛してます。ですが私とエヴァン様には立場が違いすぎます」

扉を開けるのはもう少し待てエヴァン、あと少しで合図を出す

「きっ、聞いていますか?」

「聞いてるよ。だったら試しに叫んでみればいいんじゃないか? ここには俺とエルミアしかいないんだから」

「…………何事も練習ということですね、分かりました、恥ずかしいですが……」

ヒューヒュートントン

俺が合図を出すとエヴァンが部屋に入ってきた。

「あとはおふたりさんで楽しみな」

「感謝する」


まあ二人の愛し合っている声が大きすぎたようで隣の部屋から苦情がきたことは言うまでもない。

読んでいただきありがとうございます!!


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