指し示す光
第6話「指し示す光」
不思議な竜の牙を見つけた竜華。
突如牙から不思議な光が…
ガラガラ…
教室に入るともうほとんどの生徒が集まっていた。
そんなに遅かったかなぁ…
時計を見てみるとまだ先生が来る時間ではないけど結構やばかった…後5分でチャイム鳴っちゃうじゃん
とりあえず自分の席に着いて鞄から教科書を取り出す。
すると教科書と一緒に例の牙がコロンと一緒に出てきた。
そうだ…朝結構あわててたからとっさに鞄の中に入れちゃったんだった…
(これ…ホントに何なんだろ…)
考えれば考えるほど不思議でたまらなくなる。
お兄ちゃんの言ったとおり本当にご先祖様がくれた物なのかなぁ…
いやいや、まさかね…ご先祖が私なんかにくれるわけないよね…
そう言いながらまじまじと牙を見つめてみる。
「……………………はぁ~~~意味分かんない…」
結局何も起きませんでした。まぁ当たり前だよね…
はぁ~~何か気が抜けた…
「おい!」
「へっ!?」
いきなり隣から声をかけられて思い切り変な声が出てしまった。は…恥ずかしい…
チラッと隣を見てみると昨日消しゴムを貸した男の子がこちらに顔をむけながら言ってきた。
「早く鞄ロッカーに入れてこいよ。先生が来ちまうぞ…」
そう言われて時計を見ると後1分でチャイムがなる時間だった。
ヤバ!!早くロッカーに鞄持ってかないと!!
とりあえず無くさないように牙を鞄の中に入れてロッカーに鞄をしまい込んだ。
時は過ぎてもう放課後。時刻は午後2時30分。校門ではたくさんの生徒達が下校をしている。
とりあえず帰ったら何しようかな…
そんなことを考えていると優くんと貴ちゃんが私の所に駆け寄ってくる。
「竜華は部活見学行くのか?」
貴ちゃんにそう言われて思い出した。そうだ中学校には部活があるんだった。
知ってる人もいるだろうけど部活って言うのは放課後に勉強以外の活動を主にする。
部活に入れば大会に出場できて上手くいけば全国の舞台に立つこともできるのだ。
確か私のお兄ちゃんは吹奏楽で中2の時に全国大会に行ってたっけ…
「いや…私は今日はもう帰るね…」
確かに部活には興味があるけど、きっと持続しないだろうからなぁ…
とりあえず入部はしないかな…まぁ今後どうなるかは分からないけど…
そう言うと2人は卓球部を見てくると言って教室から去っていった。
気がつけば教室には先生と私しかいなかったので先生にさよならを言って私は学校を後にした。
「ただいま~」
ムダに広い家に私の声が響いて反響してくる。
そして静かになる。改めて寂しさというものを実感した。
とにかくリビングに入ってテーブルまで行くと置き手紙が置いてあった。
「竜華ちゃんへ。今日もお母さん帰って来れないの…ごめんね><;お兄ちゃんも帰りが遅くなるって言ってたからご飯作っておいたからね。チンして食べておくのよ。明日の夕方にはかえって来るからそれまで良い子にしててね。あとおにいちゃんと仲良くね。ママより」
かわいい字体でつづられていたのはお母さんからの手紙だった。
う~ん…お兄ちゃんと仲良くかぁ~今日は早めに寝ようかな…
とりあえず着替えるために2階へと駆け上がって着替えてきてまた降りる。
さぁ勉強しようと思って鞄の中を開けると
「うあっ!!何これっ!!!」
突然強い光が差し込んできた。
いきなり強い光を見たせいか一瞬周りが見えなくなった。
目を閉じながら鞄の中の物を全て取り出してみる。そして強い光を発していた物の正体は…
「えっ…これって…あの竜の牙?」
光のせいでよくは見えないがこの形は間違いなく竜の牙だった。
しばらくすると光は徐々に弱くなりやがて一本の弱々しい光が伸びてきた。
何一つ理解ができなかったが、さらに追い打ちをかけるように私の中に声が響いた。
「目覚メヨ…我ガ力…継ギ…者ヨ…汝…竜ノ…トナリテ…此処ニ現ル…」
今朝の夢で聞いた声だった。しかも朝よりはっきりと聞こえてきた。
でもまだ聞き取れないところが幾つかあって完全には分からない。
とりあえず私は半信半疑のままその光が指し示す所へ向かうことにした。
最終的にたどり着いた場所は…
「へ?…地下室…?」
昔にお母さんに言われたことがある。
地下室には絶対に入ってはいけない。入れば呪われてしまうと…
第6話「指し示す光」でした。
実は昨日に投稿したはずなんですがなぜか消えていました。
何でなんだ…
とりあえずもう一度見学風景書くのもめんどくさいなぁと思い、消しゴムの子を出演させました。
ごめんね。名前がまだ決まってないのです。
次回!地下室のヒミツが暴かれる!!