表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一日の幸せ  作者: RYUNA
4/19

お兄ちゃんの努力

第4話「お兄ちゃんの努力」


竜華の兄である竜慈は5才下の妹と仲良くしようと努めているが…

ちょっと学校とははずれたお話

学校が終わった後、私は一度家に帰って貴ちゃんのお家で遊んできた。

いつもいつもゲームをしているけど今日は学校の話をいっぱいお話したよ。

えっ…内容?そんなたいしたモノじゃないよ。

担任の先生綺麗だったねとか、部活動って何があるんだろうとか…

その後はオセロとかトランプとかして遊んだんだ。


「ただいまー」


「お、おかえりー」


リビングに入るとお兄ちゃんがDVDを見ていた。

うわ…またホラー見てる。怖くないのかな…

私のお兄ちゃんは高校3年生で部活はオーケストラ部所属。

ピアノもフルートもバイオリンも出来ちゃうすごい人なんだけど…


「竜華ー。お兄ちゃんと一緒にDVD見ない?」


なんか異様にベタベタしてくるから気持ち悪い…

顔は結構イケメンで告白とかもそれなりにされてるけど、私はあまり好きじゃない。

いつからだろう…こんなにベタベタしてくるようになったの…たぶん高校上がったくらいだったかな…

とりあえず妹としては自慢の兄でもあるが気持ち悪いモノは気持ち悪いのだ…

もちろん返答は


「いやだ…」


NOでお願いします。

大体私がホラー無理なこと知ってるクセになんで誘ってくるの?いじめ?

そうやって返答すると決まっていつも残念そうな顔をする。

そしてDVDの入ってる棚をあさり始める。何やってんの?


「じゃあさ、これ見よう。」


そう言って差し出してきたDVDは「不思議の国のアリス」だった。

まぁこのお話は好きだけど勉強もしたいしなぁ…

………………まぁ、いっか。


「じゃあ別にいいよ…」


そう言うと少し嬉しそうな顔でソファーを少し開けてくれた。

いまお兄ちゃんが座ってるソファーは2人用のソファー。その近くに1人用のソファーが2つある。

もちろんお兄ちゃんが開けてくれた所には行かず、1人用のソファーに座る。

その時少し不服そうな顔をしたのが視界に入ったが無視してテレビに向き直る。

テレビ画面に鮮やかな色が映った。



第4話「お兄ちゃんの努力」でした。


ちなみに竜慈が妹に対してベタベタになった理由は彼が中学の時に竜華と大げんかして怪我をさせたからです。

そのときの事を竜華は覚えてないようですが、お兄ちゃんには大きなダメージだったでしょうね(´・ω・)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ