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おじさん構文

大きな窓から差し込む朝日に目元を照らされ

クラウスの意識がゆっくりと覚醒した

あれ程、痛かった体の痛みはすっかり消えて

触れた鼻筋も元通りだった

起きあがろうと横を見て、ベッドの淵に頭を乗せて眠っているディオを見つけた

彼はクラウスの事を心配するあまり

眠った彼のベッドの横に一晩中居たらしかった

「…全く」

呆れつつも微笑んでしまう

同時に、こんなに優しい人物が

ただ“獣人”というだけで酷い扱いを受けている事実が悔やまれた

起こさないようにベッドを降り、掛け布団を彼に掛けてシャワーを浴びに行く

鏡に映る自分の顔の何処にもアザはなく

いつも通りの怠そうな男が映っていた

目が覚めたディオは、目の前から横たわるクラウスが消えていて跳ねるように立ち上がった

「領主様…!」

クラウスを捜して部屋中を駆けずり回るが

彼は既に出掛けた後

一応、書き置きが置いてあったのだが

教養のないディオに文字は読めない

慌てて服を着替え、昨日のように最大限人らしからぬ特徴を隠して部屋の扉を開けると

部屋の前にベルボーイが立って待っていた

「あっあのっりょ領主、領主様は…!」

「落ち着いて下さい

“式典に出席するので、戻るまで部屋で待つように”と

ホルツマン様から伝言を預かっています

今日は使徒様が降臨されます

いくらS型だとしても、1人で外に出るのは非常に危険です」

さあどうかお戻り下さいと、部屋に押し込められそうになり

ディオは混乱しながら机の上にあった書き置きをベルボーイに見せてみた

彼はそれを読むと、クスッと笑い

「失礼…かしこまりました」

と、そのまま部屋に押し戻されてしまった


「どうしよう…領主様…大丈夫かな…」

昨日のボロボロになったクラウスが、彼にはよほど衝撃だったのだろう

30分ほど部屋の扉の前で左右に行ったり来たりしていたら

扉を叩かれたので勢いよく外へ出た

「領主様!?」

しかし、そこにはさっきのベルボーイがカートを引いて立っているだけ

あからさまにガッカリした様子の彼を見て、ベルボーイは笑いを堪えながらカートごと部屋に入ってきて

机の上にカートの上の物を並べ、そのクローシュを取り去った

急に現れたご馳走にディオが困惑していると

ベルボーイはホルツマン様からですと伝えたのだった



「おはよ、昨日はよく眠れた?」

クラウスが声を掛けたのは

まだ右目に青タンがあるコロゴロフ

澄ました顔のクラウスを見ると

彼はぺっと道路に唾を吐き、下品なジェスチャーをして背を向けた

時刻は午前10時になろうとしている

エルカトルの中央広場は群衆に溢れ、壇上から見下ろすその光景はなかなかに凄まじい


エドリック王の開式宣言の後

長々と彼の退屈な演説を聞かされ

眠たくなってきた頃に、皆が待ち侘びていた本日のメインイベント

“使徒降臨”が始まった

打ち合わせ通りにの時刻に現れた使徒は

壇上の全員に各々祝福を授ける

ここで賜る祝福は一年間有効なバフになるのだが、どんなバフを授かるかは使徒の気分次第

クラウスの番が来てウラノフェンが目の前に立つ

前日に口答えした身としてはかなり気まずい

手を目の前に組み祈りのポーズをとるが

祈りの内容は早く終われである

「お前には魔力耐性を付与してやろう」

ウラノフェンはそう見下ろしながらいい

クラウスの額に手をかざす

その後、使徒は群衆の中から数人選び、彼らを連れて飛び去った

これで今年の“使徒降臨”は終わりである

選ばれなかった者たちはがっかりしたようにはけていき

城下街に祭りの喧騒が戻ってくる


滞在中のホテルに戻ってきたクラウスが部屋の扉を開けると

扉の前で体操座りしていたディオと目が合う

まさかそんな所に居ると思わなかったので

おぉっと変な声が出た

「…怪我してないですか?」

「してないよ」

ディオはホッと胸を撫で下ろし立ち上がった

「あれ?朝ごはん食べてないの?

君の好きな物を頼んだつもりだけど間違った?」

机にはベルボーイが運んだサラダや野菜中心の料理が手付かずのままになっていて

クラウスは首を傾げる

「いえ、俺の好きなのばかりです

けど、領主様の事が心配で喉なんか通りません」

「そ、そんなに?ちょっと心配し過ぎじゃない?」

「…そういって死んだ仲間がいます

そんなの繰り返したくない…」

彼がこれまでに過ごしてきた環境はそれほど酷いものだったのだろう

「知らなかった、ごめんね

じゃあそうだな…一緒に食べようか」

1人分で頼んであるので男2人の食事としては、かなり少ないが

使徒はもう帰った後なので、お祭りの屋台か何かで適当に買い食いでもしようと

取り皿にサラダを取り分ける

「ねぇさっきのって、ボクのこと仲間だと思ってくれてるって思っていいの?」

クラウスの何とはない会話に、ディオは慌てふためいた

「あっ!あっ!あのっすみません!!

目上の人なのにっ!そんなつもりでは…!

言葉のあやでっどう、ごめっごめんなさい!」

「なんで謝るの、ボク嬉しいよ?

いいじゃない“仲間”…うん、いい響きだ」

「そっダメっ俺っ!獣人の仲間なんて!!無礼すぎます!」

「いやいや、獣人とか関係ないよ

仲間なんだから、これからは“クラウス”って呼んでよ?」

「〜っ!?」

あまりに必死なディオが可愛く見えてきたクラウスは悪戯に笑った

午後から城下街へ出た2人は

表通りの露天を適度に冷やかしながら歩く

昨日、お小遣いを貰っていたにも関わらず

怖気付いて楽しみに行けなかったディオも

クラウスが横にいることで、安心とまではいかないまでも

人間のフリをしながら外を歩く事が出来た

「南国の野菜炒めだって!…食べれる?買って行こうか」

クラウスもお祭りの活気にあてられているのか

楽しそうに屋台を眺めている

そんな彼の様子に、ディオが気を緩めた時だった

不意に背中に刺すような鋭い視線を感じ振り返る

振り返った先には建物と建物の僅かな隙間

路地裏の入り口があり、そこから数人のフルールが彼を恨めしそうにジッと睨んでいた

「…ォ…ディオ?どうしたの」

名前を呼ばれ、ハッとして我に帰る

両手に何か袋をぶら下げたクラウスが不思議そうに彼を見ていた

「…あっ…領主様、何を買った「クラウス」

「ーっ!!りっ…クラ…ウス…様っ」

「違うよぉ、くーらーうーすっ」

「うっく…」

「えー…そんなに難しい?

仕方ない、ここはボクが譲歩して“クラウスさん”からにしてあげよう」

ぷるぷる震え出し、両手で顔を覆うディオが

少し可哀想になったのでイジワルはそこそこにし

クラウスは路地裏からこちらを見るフルールを睨んだ

睨まれた彼らは、怯んだのかサッと奥へと逃げるように引っ込む

「…クラウスさ…ん…はぁ…たくさん買いましたね

何を買ったんです?俺、持ちますよ」

「大丈夫、そんな重くないし

手土産を幾つか買ったんだ」

ちょっとした果物の詰め合わせと、魔物素材の詰め合わせ

極端に違うこの2種類を持って人に会いに行くという

そうして、初めに訪れたのはエルカトルのアカデミー

ここは身分の高い人間や特別秀でた者だけが通う事ができる場所である

「誰に会いにきたんですか?」

「14歳の息子だよ」

領主の子息、特に後継者とされる者は

基本的に首都のアカデミーに通わせる決まりになっているのだという

寮で生活している我が子に会えるのはこんな時くらいだと彼は笑った

学校自体に来るのが初めてであるディオは、そのもの珍しさからキョロキョロと辺りを見回す

広い芝生の庭園では、何人かの生徒が魔法の勉強をしているらしく

魔法陣を描いたり詠唱をしていたりするし

反対側の鍛錬場では、剣での稽古がされている

「今日はアカデミー自体は休みの筈だから

イェルクは部屋にいるんじゃないかな」

とても学生寮には見えない、豪華なアパートの一室の前に辿り着くと

クラウスはその扉をトントンと叩いた

ややあって、扉が少しだけ開き中から目が覗く

「久しぶり」

「父さん…?…!」

急に勢いよく扉が開き、2人は腕を引っ張られ中へと引き込まれた

ガチャ!荒々しく鍵を閉めクラウスの息子イェルクは腕組みをして不服そうにクラウスを睨んだ

「エマから聞いた!どうしてこんな時期に、しかもここに連れてきた!」

クラウスに似たゆるいパーマの黒髪を肩まで伸ばし、後ろで一つに結んだ美形の少年はディオを指差して怒鳴る

「仕方なくない?

元々の従者が揃いも揃って動けなかったんだ

彼の腕は確かだし、適任でしょう?

はい、これワピチの果物」

さっき露天で買った果物だが、ちゃんとワピチの物を探して来たらしい

「何言ってるんだ!獣人だぞ!!」

「じゃあなに、ボク1人で来いと

流石に死んじゃうよ…」

突然始まった親子喧嘩の原因が自分以外の何者でもないため、ディオは狼狽しながらもただ硬直する

「ーっ!

そもそも、飛空艇や魔導車があるのに何でわざわざ馬と足を使って危険な道を進む必要がある!」

「そういう決まりだからとしか…

何処かのお偉い様にそうしろと言われたらさぁ

ボクらはそれに従うしかないでしょう」

誰、とは敢えて言わないけどとクラウスは肩をすくめた

「…はぁ…もういい

俺の立場もちょっと考えてくれよ

アカデミーみたいな閉鎖的で変わり映えのない空間で、父親が“獣人”をレプレイスに連れてきたなんて噂されたら…ああ面倒くさい」

「まあ、でもボクがここにディオを連れて来なくても

近いうちに“噂”は立ってただろうな

コロゴロフの息子が2人いただろ?」

「え…ああ、それで?」

「アイツと揉めたから、気を付けなさいと言いにきたのもある

まあ、お前は人気者だし、なんてことないだろうけど」

細くひ弱に見えるクラウスとは対照的に

イェルクは子供特有のあどけなさはあるが、スラっとしていながらしっかりと筋肉も付いていて見た目にも強いのが分かる

「…でさ、ディオのことどう思う?」

「それが本当の目的だな…クソ親父」

イェルクはチラッと隅に立つディオに視線を送った

「少し前の講義で獣人が如何に動物的で危険な人種か延々と聞かされたばかりだ

リグマンはこの街でも何人か見たけど

魔物と何が違うか正直分からない

S型だったらフルールで1人話した事がある

けどまあ、フルールはフルールだった

…で、満足した?」

「それはディオの評価じゃないじゃない」

「はあ…あのさ

今出会ったリグマンの何を評価出来るんだよ!何がそんなにいい訳!?」

「…ディオは、仲間思いで良識があって素直で優しくて可愛い!

リグマンというだけで何もボクらと変わらないってお前に知ってほしい!」

明らかにイェルクがうわぁ…と一歩後ろに引いた

「…分かった、分かったって

もう帰ってくれない?

後少ししたら友達が来るから、帰って」


2人は寮を追い出された

「…あの…俺のせいです…ごめんなさい」

「え?…何が?」

「ご子息様と喧嘩を…」

「あ?あー気にしないで?反抗期なんだよ

本当に誰と行ってもああだから

むしろごめん、人間代表として謝るよ」


アカデミーを出て暫く歩き、次は裏路地へと続く建物の間の前まで来た

「あの…この道は危険だと思います」

さっき見た、恨めしそうに睨んでくるフルール達の事が思い出される

「フルールのことなら問題ない

手順さえ間違え無ければ、知っている者しかこの道に入れない

ボクの手を離しちゃダメだ、いいね?」

クラウスが差し出した手を、ディオは躊躇いがちに握る

裏路地に入り何度も道を折れた

いつ襲われても対処できるように、身構えていたディオだが

不思議なことにアリ1匹ともすれ違うことは無かった

そうしてたどり着いた一軒の家の扉をクラウスは叩く


「開いている」


中からそう、抑揚のない低い声で返事があり

扉のノブを捻る

「待っていた」

長身で表情のない老紳士が、2人を出迎える

彼は2人を奥の部屋へ通し、クラウスを中央の椅子に座らせた

「どうぞ、つまらない物です」

「魔力触媒なら幾つあっても困らん」

老紳士は受け取った袋の中身をチラッと確認し、それを近くの机の上に置く

何処にいたらいいのか分からないディオは、なんとなく部屋の隅の角に落ち着いた

「…何だろう、去年来た時と雰囲気変わりました?

前はもっとこう…雑多な部屋だった、うん」

壁の棚にはよく分からない数種類の小瓶や

乾燥ハーブが幾つも吊り下げられていたり

大きな棚には様々な器具や本がしまわれており

ディオからしてみれば今でも十分に雑多な部屋ではある

「片付いているだけだ

服を脱げ、そのままでは術式が見れん」

言われるまま、クラウスは上半身の着衣を脱ぎインナーになる

そんな彼の片腕を手に取ると、老紳士は何か小さく呪文を唱え始めた

「ーいっ!ッ…ぅ!」

バチッと音がして、クラウスが歯を食いしばり呻く

紳士が触れている腕に複雑な模様が浮かび上がり発光した

「随分と厭らしい祝福を受けたな」

「ははっ…やっぱりそう思う?

…アッ!イタイ!もっと優しくして!」

「お前にとっては実質デバフだ

術式を弄る、耐えろ、いいな?」

紳士が光る模様を指先で書き足していく

一本線が増えるたびに、クラウスは苦しそうに身を捩った

その様子を、ディオは何も出来ずにただオロオロと見守って数十分

ようやく事が終わったのか、老紳士はクラウスから離れる

「私は向こうの部屋にいる

自力で動けるようになってから来い」

老紳士はそれだけ言うとサッサと部屋を出て行った

「り、クラウスさっ…さん!」

椅子に座ったまま、苦しそうに肩で呼吸をするクラウスに駆け寄るディオ

「少したてばおさまるから…」

そう、椅子に深く座り直したクラウスは

背もたれに体重を預けて深く息を吐いてから

この場所とさっきの老紳士の正体について話し始めた

「彼はこの国で一番の魔術師

賢者バイロン・マルクス

特定の人しか知らないこの場所で隠居してる

ボクが…まだ20になる前だったかな…」

エルカトルのアカデミーで次期領主として学んでいた少年クラウスは

何もかもが中途半端であった

「ボクは先天的に魔力耐性が極めて低い

おかげで魔法攻撃にすこぶる打たれ弱く

見ての通り、肉体にも恵まれなかった」

同期であったコロゴロフに何かと絡まれているのはこの頃からである

罵詈雑言に始まり、軽度な暴力

私物がなくなる事もしばしば…

「このままじゃダメだと思ってね

その頃、恐れられてたバイロンに頼み込んだんだよ

“ボクを強くして下さい”って」

クラウスの願いに、バイロンは丁度試したい術式があるといい、死ぬ程の苦痛を受ける覚悟はあるかと聞いた

「勿論、あるって答えたよ

まあ、次の瞬間には滅茶苦茶後悔してたけど」

バイロンはクラウス少年の腕に魔力触媒を打ち込みながら直接術式を書き込んでいった

その痛みは、腕に熱した針を突き刺すような想像を超える激痛であった

それに1時間強ほど耐えて出来上がったのが、今日の彼の戦闘スタイルである

「彼のおかげで、ボクは期限付きでも

スーパーマンになれるってわけだ

ただ、試したいって言うだけあって

今だに非人道的な実験に付き合う羽目にもなってるんだなコレが」

だいぶ落ち着いたのか、額の汗を手の甲で拭い

クラウスは服を着直した

リビングに行くと、バイロンは手帳に何やら書き込んでおり

さっきは居なかった、黒髪の青年が机に温かいお茶を人数分並べた所だった

「使用人はもう雇わないんじゃなかった?」

男を横目に、席についたクラウスはそう言いながら、隣に座るようにディオに手招きする

「アレは使用人ではない

お前こそ、随分と珍しいものを連れている」

ぎくりとディオは身体を硬直させる

「私のは従者ですよ」

「ふむ…リグマンだな?

丁度いい、これから行う実験に毒が必要だった

お前の毒を少し分けてくれ」

「あっ…すみません…!俺、毒は無いです…」

バイロンはディオの反応に、顎に手を添え少し考えてからああ、と何かを理解したように呟く

「お前は愛玩用か」

なら仕方ない、とバイロンは手元のお茶を啜った

「何に納得したのさ」

「応答と型から察するに奴隷階級なのだろう?

だとすれば、毒腺を抜いていることにも納得が出来る

本来、リグマンはベースが何であれ

体の何処かに毒腺を持っているものだ

利用する者からしたら、毒など邪魔でしかないだろう」

バイロンは知っていることを話しただけなのだが、クラウスは不愉快そうに顔を歪めた

そこへ、先ほどの青年が全員の前にケーキを置いていく

「焼きたて自家製キャロットケーキ!

クリームを付けて召し上がれ!」

「えっ俺の分…?!」

「あ、にんじん苦手だった?

何か代わりになるものあったかなー」

代わりを探しに行こうとする青年に、ディオはブンブンと首を振ってそうでは無いと伝えた

「まあいい、それでお前に施した術式だが」

クラウスの両腕に書き込まれた術式は

以前と変わらず、バフと軽度の電撃なのは変わらないらしいのだが

使徒から授かった祝福の分を調整した事で

出力を保つ代わりに、魔力消費量が増したという事だった

「バフを有効化出来る時間が短くなった

使う時は十分気をつけることだ

それと、相変わらず自生成魔力ではないものへ強い拒絶反応がある

魔力回復系のポーションの使用は控えるべきだな」

「口答えなんてするもんじゃないねぇ」

バイロンの家を後にし、角を一つ曲がると

すぐに表通りに出る事ができた

辿り着くのに通ってきた道を考えると

そんな事はないだろうとディオは振り返るが、そこに今出てきた道は無かった

そのまま泊まっているホテルへ戻る

「今日は付き合ってくれてありがとね」

「いえ、りょ…クラウスさんも

ご子息や友人に俺みたいなのを会わせてくれて、ありがとうございました」

「また…その“俺みたいなの”ってのやめない?

ボクは君を認めてる

それを間違いだと言いたいのか?」

「そんなこと!」

「…ふぅん、君は強く優しく、頼りになる

ボクのベストパートナーだ」

「…!…やっそんなっ言い過ぎです!

エドアルドさんとかに怒られます!」

周りの差別も深刻だが、本人の自尊心の低さも問題があると考えたクラウスは

これから必要以上に彼を褒めようと決心した

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