第53話 ガイアVS坂本 108神界の消滅 1
神人達のいるOFF会では
坂本尊師の手がけたペットのフィーリルに
一蹴されてヘカトンケイルが倒され
「流石!格が違う!」
「手を抜いたミミホジハナホジ状態
であの強さか!」
「羨ましい!私の作品と戦って欲しい!」
坂本さんは考えにふける
人間間引いて自然回復や
魔物の戦力調整にしても
本来なら『生き残らねばならない』
【指揮を取る上層部】が壊滅
退避した民衆だけが助かっている
私がしでかした大氾濫に勝手に
神人達が協力した結果!
此奴らを裁くのは筋違いで問題解決には
いたらんか!
あれだけの数になると神達でも
真っ当な手段で蘇生して元通りという
訳にはいくまい!
手段は二つ!
私が【全能神の域に到達】するか!
緊急時の【超法規的措置発動】させるか!
全能神と言うのは私の趣味ではない!
「おーいガイア見てるならこっちに来い!」
「バレた?!」
至近距離に近いところでガイアが顕現する
神人達は身にやましい事があるのか
アワアワ言いながら散って逃げる!
手際の良い撤収と感心すらする!
「私の身内側の人間蘇生できないか?」
「できることなら数千から数万人」
「無理ね!世の流れと思って諦めなさい!」
予想していた返答
「そうかい!なら勝手にやらせてもらう」
破滅的な手段で解決を図る!
108神界の7割から8割、
異世界を消滅させる
【ラストハルマゲドン】
ガイアが消えてから
先程の神人召集のみならず
位の高い友好的な柱まで呼びつける
独断と偏見で配下に任命して
役職を与える 大臣級になれたものは
狂喜乱舞で喜び忠誠度が振り切れた状態で
任務にかかる!
【世界の浄化】
【新世界の秩序を】
神や天使が勝手に人間を滅ぼす理屈をそのまま
【108神界に宣戦布告!】
2時間以内に返答をしない恭順を示さないもの
もしくは日和見ものに攻撃を仕掛ける!
即時に此方に馳せ参じるものと
戦いに備える敵が現れ出す
予想通りわずか2時間では対応できず
様子見の日和見のものが多数!
最初の攻撃目標はどっちつかずの
日和見のもの達 大した抵抗も出来るとは
思えん
「あのヘカトンケイルを全部ばら撒け」
「はっ!」
「各自自信のある作品があるものは
場所が被らないように効率的に
分担して投下して完膚なきまで世界を破壊」
「サーイエッサー」
「抵抗できるものが居たら私が直々に出て
【この世の地獄を演出して恐怖】を植え付ける」
開戦から僅か6時間で日和見だった神界の
大半が異世界ごと消滅
抵抗勢力が集まる
連合の管理惑星の密集地は
虚無で飲み込み停滞させて
異形の虚無の化け物の惑星に
テラフォーミング
勝手にその化け物どもが
近場の異世界を侵略し出す!
無限コンボの連鎖
感染拡大からのパンデミック
流石に流れに任す放任主義のガイアも動いた!
『暴虐の限りを尽くす坂本』の前に現れ
「何故?無秩序な破壊を望む?」
「何か得るものはあるのか?」
「今ここで雌雄を決して
主を滅ぼしてもいいのだぞ!」
「お好きにどうぞ!」
「私が消滅すれば虚無を安定停滞させるものが消えて世界の全てが虚無に飲み込まれるだけだ!」
最初の質問の答えは
あんたのセリフにより始まった!
> 「無理ね!世の流れと思って諦めなさい!」
「そのまま返しただけだ!
お前はどんな意図で言った!」
「身勝手な少数の意見は聞かない
法と規律?大多数の幸福?」
【力】のあるものが
【勝手な物差しで測った】だけでは無いのか?
「同様に少数の身内を救うために
大多数の幸福を犠牲にした!」
「此方も【力】のあるものとして
【勝手な物差しで測った!】」
「【大多数の為に少数の犠牲】に対して
【少数の為に大多数を犠牲】何か違いや
問題はあるのか?そう違いはないだろう?」
「ここまでの世界の消滅
【末期的な手遅れな状態】では
【あれ】を使うしかないだろう」
「今ならお互いに全力で戦えるぞ!
余波で全異世界が消滅しても
問題無いだろうし!」
「【あれ】を使うなら戦いそのものが
無意味よ!
私にはデメリットしかない!」
「そうかメリットがあればいいのか?」
「お前に勝とうが負けようが次の世界では
同じ過ちはお互いに繰り返さない
この【契約】でどうだ!」
そちらの特しかないだろう!
慈愛や大人の発言の『全能神のガイア』が
数千年ぶりに【怒りの感情に染まる】
「魔王神と煽てられて落ちるとこまで
落ちたか!」
「お前は屁理屈をこねるガキに過ぎん!」
「私が大目に見て可愛がってきたから
その場所に居るだけの存在」
「結論から言うと今のお前では
相手にすらならん」
「次元がそもそも違う
人間が3次元体とすると
お前は神の域の4次元体
私は次元を超越した5次元に居る!」
次元の摂理を捻じ曲げ
改編 ルールや世界のことわり
全てに干渉できる!
代償さえ払えば
勝ち負け処か無かったことにさえできる!
「御託はいいから早くかかって来い!」
「もしもがあると困るのでな!」
先にアレの発動を見届けるがな!
「仮にお前が最高位の『第六天の魔王』
【波旬】クラスとしても全てが
無駄と教えてやろう」
坂本のいう【アレ】が発動される!
【クロノス】発動
有効待機時間は24時間
猫を被るのは止めだ!
邪神の様に変貌を遂げたガイア
「かかって来いゴミ虫!」




