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第118話 ΣシグマとΛラムダの対決

「お前は私を罠にかけたのか?!」

「私の受けた損失に対して」

「その贖罪や代償を払って貰う」


Σはヤレヤレと答える

「意味のない行為と思うが戦えばいいのか?」

「それぐらいは受け入れよう」


「老婆心ながら・・・戦っても得るものは

無いぞ!逆に喪うものが多いかもしれん」


「形の上では既に同格だが・・・

0と1ほどの無限の♾開きがある」



Σからすれば進化しすぎると

退化するものがある、

逆に低次元のものの思考知恵工夫や技術など

自分らに必要としないものなど


一歩後退したことにより

既にそういうものも補完して

完全なる無に

迫ろうとしているΣ



残念ながら一昔前の自分を見ている

感じである



Λラムダは悠久なる時の牢獄に

私を封じ込めるつもりだろう


「抵抗はしない!先手を譲ってやろう」


「バッっバカにして・・・」


この前戦った異次元帯よりはマシな部類か

【クロノス】より上位の【森羅】に近いものを

使っている


だが所詮は理屈で積み上げられた代物

数千、数億年行動を封じ込め封印したところで

私にとっては1秒にも満たない些事



【既に私は理屈の外にいる】

理屈では捉えられない!

私の技能は【森羅であって森羅では無い】

更に進化している!


相手の心を折るために!

我が家に招待すべきか・・・


「期待していましたが・・・

Λラムダさん誠に申し訳ないが残念です!」


「時間軸に囚われない存在同士の

戦いにすらなっていない」


「理屈で積み上げるなら

無限に近い理屈で拘束し尚且つ

相反する理屈や理解不能なものを

混ぜるべき」


それでも今の私には到底届かない!


「理解できるようなら私の片鱗を

見せてあげましょう!」


「私の家、宇宙そのものへ」


Λラムダですら

理解するまで時間がかかった・・・


別宇宙の年表?

いや複雑に細かく操作が入っている

過去.現在.未来.無限に進行形で今も動いている


【観測】だけでは無い【介入】

【調停者】【再生者】

時間介入が可能な段階になると

無駄なことと諦めて本来なら放棄する作業


そして真相に近づいた!

【パラドックスの管理者?!】


元の時間に戻せばいいや、

未来を変えればいいなど、

うちらが起こすパラドックス異常


それをBANするか見逃すか

自動で管理決めている存在


時間操作や未来を変えることすら

意味をなさない!河そのもの

私程度では河で飛び跳ねた魚に過ぎない!



そして驚愕なものを見る

私と同じような存在と戦っている

逆に数千数十億年封じ込められて

『そのことにすら気づかず』

【リピートで戦っている気でいる存在】が


数百はある!


私もこの中の一つに過ぎないのか?

戦うというより捕獲された

【コレクションの観賞魚】に過ぎない!


「貴方はとても優秀な部類ですよ!」

「自分の立場が読み解けて理解できるだけ」

「その気になれば完全なる無になれるかも

知れません」


理屈の上では戦える土台に立った!

でも理屈では私は倒せません!


「たどり着けない【境地】

完全なる無が分かるのか?!」


「それは自分で調べてください、

貴方は一歩、次元を落として下がったことで

その道の残滓にたどり着く

可能性を得ました!」



私と無限に戦っていたら

全てを失っていたでしょう!


そして完璧に【格付け】が済んだ!

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