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粉雪

ふわり ふわり ふわり

風に弾む綿毛 見上げた僕らの瞼に落ちる


淡く儚い白の華


はしゃぎ回る君は雪の精 白い欠片を舞い上げて

歓喜に満ちた歌を唄う

煌びやかに染められて 幻想に思いを馳せて

世界はたおやかに着飾り始める


抱き留めた君の温もり 恋しくて愛しくて

僕らはそっとキスをした

肌寒い季節の始まり 暖かい冬の1ページ


ふわり ふわり ふわり

触れては溶ける粉雪は 優しく僕らを包み込む


小さく可憐な銀の華



お題投稿:双月蒼羽




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