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眠り姫はのんびり寝たい〜王子様の溺愛はいりません!〜  作者: 幻影の宵
転生と出会い編

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18/25

18話 枕を買ってもらえるらしい


**

 夜ご飯前に、兄弟全員、お父様の執務室に呼び出された。たぶん、侵入者の件だと思うけど、やっぱりそうだった。


「例の侵入者だが、しばらくの間、我家で保護することになった。」


「「保護ー?」」

 私とノアお兄様は、見事にハモる。


 お兄様達の様子からしても、侵入者を保護するケースは珍しいらしい。まぁ、侵入者を保護って何か事情がない限りは、保護ってことにはならないだろうしね。


「で?今回の侵入者は何者だったんですか?」


 ソルお兄様が質問をする。


「詳しくは言えないが、失礼がないようにしてほしい。」


 その言葉に兄弟全員。なんとなく状況を察した。

失礼がないようにということは、我が家より位が高い方ということは確実…。あれ?もしかして…


**

「弟は見つかったかい?」

「申し訳ございません。まだ正確な足取りは掴みきれておらず。」

「そうか…」

**

 

 はぁー。点と点が繋がるってこういうことなんだなー。


「しばらくは屋敷内の空気がいつもと違うかもしれないが我慢してほしい。…話は以上だ。」


 お父様の説明は終わり、お兄様達が各自の部屋へと戻っていく中、私だけは、その場に残るように言われた。





「侵入者の件。レムは、誰か検討がついているんだろう?」

「……第2王子様ですよね?」


 王城での殿下と兵士の会話から、第2王子殿下が行方不明なのは察してた。だから、私は何も知らないという姿勢を貫こうと思ってたのに、その矢先に、その王子が我が家に侵入って…。

そもそも、王城に行かなければ、こうはならなかった?それ以前に全属性事件がなければ…

あれ?もしかして、全属性事件あたりから運が悪くなってきてる?


「第2王子殿下を保護する時、警戒心がすごくてね。仕方ないから、背後からの睡眠薬で眠らせたんだ。だから、起きたら第一に私のことを警戒するだろう。だからレム、お願いなんだが…」


(い、嫌な予感…)


「私の代わりに状況を第2王子に説明してほしいんだ。そして、私が警戒すべき人間ではないことを伝えて欲しい。」


 はい。面倒ごとに関わる事決定!!

…正直嫌すぎる〜…。いや、今ならまだ断ることもできるはず。


「やってくれたら、新しい枕を買ってあげる。」

「やります!!」


 我ながら単純だけど、枕の誘惑に勝てるわけがない。

…こうなったら、腹を決めてさっさと説得?に行くぞ~!


と思ってたら、お父様に止められた。

レディが夜に男に会うのは駄目だから明日以降の昼にしなさいとお父様は言うけど、それって大人の場合であって子供の内は気にする問題じゃないと思うんだけどなー。


面倒ごとに巻き込まれるのなら、さっさと終わらせて、憂いのないいつも日常に戻りたい。いや、月に2、3回に侵入者が現れるから普通ではなかったんだよね。

と、とりあえず、これ以上の非日常はお断りなのは確かだ。


……ということでお父様の言葉はガン無視して、今夜に実行しよう!!


 私は眠るフリをしたあと、タイミングを見計らい、夜中に1人部屋を抜け出し、王子がいる?と思われる客室に向かうのであった。








 

 _白い少女が黒い少年に出会うまで残り数十分。




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