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第3章 新領地開拓編 五十三話 久しぶりの対人戦


「3人ともおはよう」

「あぁ、おはよう。それで経過はどうだ? 昨日の放課後も行ったんだろう」

「うん、順調だよ。来る時にアリシアにも話したけど今育ててる奴は結果が出てきたから新しい野菜に挑戦しようと思ってる所」

「そうか、順調そうで何よりだ。次に作る野菜にはもう目星はつけてあるのか?」

「今作ってるのが人参とトマトだから次は葉物を作ろうかなって。その参考程度に土曜日……」

「ん? どうした、土曜日に何かあんのか?」

「いや、なんでもない」


 アレクとダリスには絶対に土曜日城に行くことは伝えない方がいいな。どんないじり方をされるかわかったもんじゃない。


「なんだよ、気になるじゃねぇか」

「土曜日にまた少し本で調べてみようと思っただけだよ。家にある本は大抵読んじゃったからどうしようかなって」

「……」


 なんだ、アレク。何故そんなに凝視してくるんだ!

 まさか誤魔化してるのバレてる?


「なんだそういう事か。それなら図書室とか行ってみたらどうだ? なんだかんだまだ行ったことなかったろ」

「あ、あぁ、そうだな。それもいいかもしれない」


 とりあえずダリスには気づかれてなさそうだな。

 それにしても図書室か、確かにまだ行ったことないな。咄嗟にでっち上げた適当な話だったけど意外といい案が返ってきたのは運が良かったな。


「ねぇ、アリシア」

「ん? どうしたのサリー?」

「本当は土曜日何があるの? レオ君があの2人に隠すってことはアリシアも少なからず関係してるんでしょ?」

「あっはは、やっぱりサリーは誤魔化せないか。実は土曜日私の家で育ててる野菜を見に来る予定で……」

「なるほど、そういう事だったんだ。それならレオ君が隠そうとしたのも納得できるね。まぁアレク君は何となく誤魔化してるって気づいてそうだけど」

「ふふっ、そうだね。あ、もうそろそろ先生来るよ」

「あ、本当だ。ほら2人とも先生来るから早く席に戻んないと」

「お、もうそんな時間か」

「レオ、詳しい話は授業の後にな」

「ん? お、おう……」


 やっぱり気づかれてる? はぁ、授業の後が恐ろしいな……


 その後2人が自分の席に着いてすぐに先生が来て朝礼が始まった。



 ◇◆◇◆◇◆



「あー、前にも言った通り今日の授業では実際に魔装を使ってもらう。使う魔装はこの後演習場に行って全員1つずつ好きなの物を選んでいいぞ。ただし、今回貸すのは当然学校の私物だ、くれぐれも壊すなよ」


 そう言うと先生は一足先に教室のドアへと歩いく。

 多分準備とか色々あるんだろう。


 俺も移動しようと席を立ち上がると教室のドアに手をかけた先生がその場で立ち止まっていた。


「あーそれと、言い忘れてたが自分の魔装を持ってるやつはそれ使ってもいいぞ。ただしその場合は相手も自前の魔装じゃないと貸し出す物が壊れるかもしれないからな、自分の使う奴は相手も探しとけ」


 そう言い終えると先生はドアを開き教室をあとにした。


 へぇ、自分の魔装を使ってもいいのか。と言ってもこのクラスの人で魔装を持ってるのは俺とアレクぐらいだと思うし魔装を使うなら相手はアレクに頼もうかな。


「レオ」

「お、アレクちょうど良かった。今相手お願いしようと思ってたんだ」

「あぁ、俺もそのつもりだったんだ。ある程度実践でも使えるとは言えお前の相手をすれば改善点も見つかるかもしれないからな。そもそも、自分の魔装を持ってる奴が俺達ぐらいしかいないだろう」


 どうやらアレクも考えていた事は同じみたいだ。それなら話が早いな。


 その後教室を出る頃には殆どの生徒が演習場に移動しており残っているのはアリシア達を含めた俺達5人と数名だけだった。


 この感じだと俺とアレクの順番は最後の方かな。他の人の実戦形式の対戦を見るのも代表決めの時以来だし遅くてもいいか。


 そう思いつつも遅れて他のクラスメイトに迷惑をかける訳にもいかないため俺達は急いで演習場まで向かった。


 ◇◆◇◆◇◆


「よーし、全員魔装選んだな。組み合わせはさっき伝えた通り番号順だ。最初の2人はこの場に残り他の生徒が全員観客席に座ったのを確認したら始めるぞ。それじゃあ全員移動」


 先生のその指示で最初の2人であるサリーとアリシアは演習場の中央に残り俺達は観客席へと向かった。


 何故番号順なのに首席と次席である俺とアレクが初戦じゃないかと言うと先生曰く「お前達を先にやらせたら何があるかわからん」という事らしい。


 俺達としては遅い方がいいっていう意見だから順番に関しては何も問題無いけど最近メルト先生の俺たちの扱いが雑な気がするのは気の所為では無いはずだ。


「よし、全員座ったな。始める前にざっくりとルールを説明しとくぞ。制限時間は5分、短いと思うが今回の目的は魔装を実際に使ってどういうものなのか理解する事だから大丈夫だろう」


 確かに、初めて魔装を使う時は普通に戦うよりも少し違和感みたいなのがあるからな。慣れれば特に気にならないけど実戦形式で慣れておけるのは嬉しいな。


「それに、次の授業も同じ事をする予定だからその辺は心配するな。他にルールは特に無いが学院の魔装を借りてる奴は壊さないように。それじゃあ最初の2人始めるぞ」


 メルト先生の合図で2人の戦闘が始まる。

 

「なんか、普段は一緒に戦ってる2人の戦闘を見るのって新鮮だな」

「確かにな。それに、お互いの事を知り尽くした2人がどう言った戦いをするのかも気になるところだ」


 そうして2人の戦闘をしばらく見ていたが序盤はどちらも魔装の扱いに手こずっているようだ。


 まぁ、初めてだと仕方ないよな。


 そんな中残り時間もあと少しとなった頃ようやく扱いに慣れてきたのか両者共に魔装を使い互角の勝負を繰り広げていた。


「戦闘ならサポートの得意なアリシアよりサリーの方が有利かと思ったけど意外といい試合だな」

「恐らく使っている魔装の相性だろう。サリーが使っているのは魔槍、それに対しアリシア様が使っているのは魔剣だ。あのように距離を詰められては槍の特徴であるリーチも生かせないからな」


 なるほどそういう事か。槍を使う人とは戦ったこと無いから知らなかったな。


「だが、槍の強さを生かしきれていない状態でも互角の戦いをしているということは戦闘ではサリーが1枚上手とも言えるな」

「確かに。さっきからサリーも攻撃出来てはいないけど逆にアリシアの攻撃も当たるどころかかする気配も無いよな」


 その後も2人は熱戦を繰り広げるがその戦闘が決着することは無く、制限時間の5分を終えてしまった。

 やはり慣れるためだけとは言え5分と言う時間は少し短いのだろう。本番は次の時になりそうだ。

 そうして実戦形式の授業は順調に進んでいき遂に最後の1戦。俺とアレクの出番がやってきた。


大変お待たせしました!

数日間全くネタが浮かんでこなかったのに浮かんでくるとすぐ書けてしまうのは何故だろう、、、


次回は第3章の中で数少ない戦闘回です!

長さがどうなるかはまだ未定ですがお楽しみに!


面白いと思った方は評価とブクマをお願いしますm(*_ _)m

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