プロローグ~手紙~
先の大戦から80年以上大きな戦争が無かった人類にとって、これは絶好の火種になるだろうと予想している。
我々は過去の愚行を振り返る事も無く、ただ野放図に技術の発展を享受し、その技術をもってより効率的かつ効果的に人間を殺す研究を積み重ねてきた。
今私が人々に対して疑問を提議しているのもその技術のうちの1つだ。いや、その筆頭といっても過言では無い。
ただそれは今までのものと違い、人間の理性を持たずして行動できる。
兵器は人間の理性によってコントロールされるべきものであり、決して野放しに行動させて良いものではない。
それなのに、である。
こんな事が続けばこの先の人類の未来は暗い。しかも果てしなく、だ。
この手紙が今の君に理解出来るものとは私は思っていない。
ただ、この手紙が理解出来るようになった時、君にこの人間達の悪行を止めて欲しいのだ。
私はもうじき死ぬだろう。
でも病気なんかじゃない。
殺されるんだ。
この世界は想像以上に残酷だ。
ただ私の願いは何とか叶えて欲しい。
人類を救う為に…。
大学合格したのでやっと書き始められましたぬ…。
定期的に更新できるかどうかは運次第(は?)