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「うわぁぁーーーっ!!」
あたしは叫んだ。
あたしは引き金を引いた。
コンソールのディスプレイが粉々に砕け散った。
ヒョウマは撃たずに、コンソールを撃った。
続けざまに弾を打ち込む。
コンソールが火花を吹いて壊れる。
弾が無くなった。
それでも、あたしは引き金を引いた。
カチッ、カチッと銃が音をたてる。
しばらくして、あたしは撃つのを止めた。
ヒョウマを見下ろす。
ヒョウマは泣いてた。
小刻みに震えてる。
「ヒョウマ、お前はこれからたっぷり苦しめばいい。もう夢には逃げ込めない」
あたしはチェイミーのそばへ戻った。
あたしの涙は止まってる。
「さあ、行くよ、チェイミー」
「うん」
チェイミーが頷く。
あたしたちは入口へと向かった。
チェイミーは、まだ泣いてる。
あたしはチェイミーの頭を撫でた。
髪の毛をグシャグシャする。
「いつまで泣いてんの」
「ごめん」
あたしは、頭のゴーグルを外した。
ゴーグルをチェイミーの頭につける。
「ミーコ?」
「あげるよ」
「ホントに?」
「いやなら返して」
「いやじゃない、いやじゃない! やったー!」
はしゃぐチェイミー。
チェイミー。
本当にありがとう。




