21
あたしは、サッと扉から離れた。
足音を殺して階段へ向かう。
途中から走りだす。
2階へ駆け上がる。
部屋に飛び込んで、チェイミーを叩き起こした。
「何? ミーコ?」
眼をこするチェイミーに、荷物を持たせて部屋を出ようとすると、廊下から誰かの気配がする。
あたしは引き返して、部屋の窓を開けた。
窓の真下には、1階部分の屋根がある。
「何? 何? 何で?」
パニクってるチェイミーを窓から屋根の上へと押し出す。
あたしが続こうとしたときに、部屋の扉が開いた。
横に並んだ2つの青い光。
あたしも窓から外へ出た。
チェイミーを急かして、もう1段低くなってる物置の屋根に移動させる。
ここまでくれば、地面に飛び降りれる。
あたしは部屋の窓を見上げた。
真っ暗な窓に、青い2つの光が爛々と輝いてる。
あたしは少し震えた。
「いくよ、チェイミー!」
「ええ!? わけが分かんないんだけど!?」
あたしとチェイミーは、そのまま町を出た。
あたしは自分でも度胸はあると思う。
でもこれは正直、肝が冷えた。
あんたも気をつけて。
隣で笑ってる人は、もしかすると人間じゃないかもしれないから。




