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 部屋の中は暗かった。


 机に乗せた「端末」の画面の光だけが見える。


 その光も「端末」の前に座ったオヤジの身体で、半ば遮られてた。


 オヤジは、こちらに背を向けている。


 耳を済ますとオヤジの声が、かろうじて聞こえてきた。


 感情が一切無い声。


「定期報告。シュトレル人への情報提供は順調。更なる戦闘を誘発する確率上昇」


 いやな予感は当たった。


 今まで、気にも止めてなかったこと。


 それが真実へと繋がってる。


 ジローが言ってた「ザホーン帝国」の話は本当だった。


 奴らはアンドロイドを送り込んで、あたしたちシュトレル人同士を争わせ、その様子を自分たちの星で娯楽として放送してる。


 最悪のクソ野郎共だ。


 突然、オヤジの顔が、こちらを向いた。


 本来なら逆光になって、オヤジの顔は真っ黒になるはずだ。


 実際は違った。


 闇の中でオヤジの両眼が、異様な青い光で輝いてた。

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