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床に直に敷かれたマットレスで、あたしは目を開けた。
チェイミーが起きて出ていく気配を感じたから。
ああ。
お節介はやめよう。
でも、気になる。
この性格、自分でイヤになる。
はぁ。
あたしも地下倉庫を出た。
入口のそばに座り込んで、夜空を見上げるチェイミーを見つけた。
「眠れないの?」
あたしの声に、チェイミーの背中がピクッと揺れた。
隣に座る。
「うん」
小さな声。
「怖い?」
「うん」
「やめてもいいんだよ」
チェイミーが首を横に振る。
「お母さんの仇をとる」
チェイミーは、少し震えてる。
あたしは気がつくと、チェイミーを抱き締めてた。
チェイミーも嫌がらず、あたしに抱きついてくる。
震えが止まった。
あたしたちが、どうなるかは明日の夜には分かるだろう。
どうか皆、死にませんように。
神様なんて信じちゃいないけど、こういうときは都合良く、お祈りしてみるんだ。
あんたはどう?
あたしたちのために、お祈りしてくれる?




