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「ああ、いいぜ。ついてきてくれ」
「あと、アルゴだけど…あたしは奴に訊きたいことがある。そっちの目的が奴を殺すことなら…」
「オーケー、オーケー。あんたが情報を手に入れる。そして俺が奴を殺す。ただ、流れによっては確約は出来ない。こっちは『PS』のことも話した。そこは譲ってくれ」
仕方ない。
そのときは、そのときか。
ハインツに先導されて、あたしは街を出た。
いくらか移動した場所で、カモフラージュされた地下倉庫へ案内される。
倉庫の中央に古い型だけど、よく整備された「PS」が置いてあった。
どうやらウソはついてない。
これでアルゴを攻略できる。
ハインツが「PS」をポンポンと叩く。
「どうだ、立派なもんだろう」
突然、背後に誰かの気配を感じて、あたしはハンドガンを抜いた!
振り返り様に撃とうとすると。
「待ってくれ! 味方だ!」
ハインツが、慌てて叫んだ。
「俺の娘だ!!」
10代…12、3歳か?
ツナギの作業着姿の女の子が立ってた。
「パパ! この女、誰!?」
女の子があたしを指差す。
何だか、こればっかり言ってる気もするけど…本当にろくなことがない。
そう思わない?




