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〜〜〜はてこい〜〜〜 冷や汗の宴会
第六話
入社して少し経つと、歓迎会を開いてくれた。安い居酒屋だけれど、料理が美味いと評判のお店。まずは皆へ挨拶に廻る、そして社長にお酌をしに行った。
「どうだ? もう慣れたか? でもオレの娘に手ぇ出したらクビだぞ?(笑)」
「はい、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。」
酒を飲むのは好きだが、今夜は違う。緊張感がある。
「おいオマエ今、オレの頭を見ただろ? ハゲだと思っただろ?」
ツルツルのハゲ社長、つい目線が頭に向かってしまう。どうやら新人を弄るネタらしい。
「いえ、エコヘッドかと思いまして…」
部長が凍り付く。課長が俯いている。娘の秘書アヤカが「キャハハハッ!」と腹を抱えて笑う。そしてまるで借りてきたネコのようになっている社員達。
「ナニぃ、これはエコなのか!? わはは(笑)」
「ハイ、地球に優しいです!」
遂に全員爆笑。冷や冷やしたけれど、この会社に少し和めた気がした。
続く




