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〜〜〜はてこい〜〜〜 独りで鍋を
第五話
「ショウちゃんは、CDを持ち込んで来てくれるんだ、ウチは古いジャズしか聴かない常連客ばっかりでね。」
「そうなんですか、私はレイコです。」
微笑をたたえた彼女は、直視できない程だ。でも、とりとめの無い話しを少しずつ喋った。どうやら、隣町のコンサルティング会社で、マーケティング調査で来ていた。ネットで口コミを調べたらココに行き着いたらしい。恐らくそれはボクの書込だろうと思う。そして彼女が話しを振って来た…
「明日からお休みでしょ? いつもどうしてるの?」
「うーん、ワインと独り鍋だよ、もう食材も買ってあるし。ずっと水炊きだよ、あるもの全部入れて。」
「私も時々やりますよ。でもね、この間友達を呼んで鍋をした時、ウインナー入れられた時はキレそうになりました…」
「あはは、判る判る。風味が全部ね?」
「もうね、だ い な し!(笑)」
人の話を遮らず楽しそうに聞いて、上手く返してくれる。レイコは見た目だけではなく頭の回転も速いと思った。
続く




