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プロローグ
かつて、この国に竜と、書の痣を持つ少女がおりました。その少女は20の誕生日を越えてしばらくだってから、痣がうずいてなくなってしまいました。人々はうわさしました。何かのたたりなのではないかと。また、ある人は言いました。この国が滅びる前触れなのではないかと。
それから数十年…とある学者がこう言い出しました。少女は決断が出来なかったため、死したのではないかと。なぜなら竜の痣とは優秀な竜使いに浮かび、また、書の痣とは優秀な皇位継承者に浮かぶものだと旧くから知られており、少女はどちらか一方を選べなかったから死したのではないかと…。そして、彼女の妹のーーーも、あとを追っていきました。
その少女は由利亜・アランセント。第42代アランセント王国の皇位継承者であり、ーーーと双ーであったと伝えられています。
最も今これらのことが本当で有るかは定かではないのですが。
アランセント王国の歴史書より
遅いですが頑張っていきます。