桐生翼伝説~プロ野球編~
零冥高校の卒業式が終わり、春季キャンプがスタートした
ブイスターズに1位指名された桐生翼
いよいよプロ野球としての第一歩を踏み出そうとしていた
松下はジャイノンズ、猿村と佐中はスワライズ、雲園はゴークス、橋田はファイタンズ、桑山はレイオンズに入団した
??「集合ー!!!」
みんな「おう!!!」
桐生「(この人が監督だな……)」
中山「俺がブイスターズ監督の中山だ!!厳しくいくから覚悟しとけよ!!」
桐生「はい!!!」
中山「よし!!1軍2軍のメンバーを発表するぞ!!」
桐生はプロ1年目のキャンプを1軍スタートにした
桐生はオープン戦には投げず調整を続け、ジャイノンズとの開幕カード第3戦目に登板することが決まった
ジャイノンズとの開幕カードでブイスターズは早速2連敗
暗雲立ち込める中、桐生のプロ初登板が決まった
その話題は全国を駆け巡り、世界中で地上波生中継が決まった
ジャイノンズには3番キャッチャーで開幕レギュラーを掴んだ親友、松下がいる
桐生「絶対に負けられないぜ……」
松下「桐生、お前だけにいい格好はさせられないぜ!」
そしてついに試合が始まった
実況「さあ、今日は黄金ルーキー桐生翼が先発です!!」
観客「うおおおおお!」
実況「桐生、振りかぶってプロ第1球を投げた!!!」
ズバアアアアアアン!!!!
桐生のプロ野球人生は158キロのストレートで幕を開けた
先頭打者と2番を抑え、松下との対戦になった
桐生「いくぞ松下!!」
松下「こい!桐生!!」
ビシュッ!カキーン!!!!!!
観客「うわあああああ!!!!」
実況「桐生の高校時代の女房との対決は桐生に軍配が上がりました!」
桐生は松下をファーストゴロに抑え、見事対決を制した
桐生「フン・・・」
松下「まだまだこれからだぜ!」
ブイスターズとジャイノンズの対決は桐生と杉岡の投げ合いとなった
桐生は3回表まで無安打7奪三振の力投を見せていた
そして桐生のプロ初打席がやってきた
杉岡「ルーキーが調子に乗るなよ!!!」
ビシュッ
桐生は杉岡の投げてきたストレートをバックスクリーンにはじき返した
実況「なんということでしょう!桐生のプロ初打席はホームランです!!」
杉岡「そんな…」
桐生に打たれたショックからか、杉岡はその後2点を失った
桐生は6回までパーフェクトに抑えていた そして松下との2度目の対決を迎えた
松下「桐生!!俺はお前に勝つ!」
桐生「しまった!」
松下は桐生が投げてきたブラックカーブを完璧に読んでいた
カキイイイイイイーーーン!!!!!!!
外角低めに落ちたブラックカーブを流し打ちですくいあげ、ライトスタンドまで運んだ
実況「なんと桐生の女房松下もプロ初ホームランです!いったい何が起こってるんだ!?」
桐生「さすが松下だ…」
しかし6回以降巨人打線を封じた桐生は9回1失点被安打2無四球完投勝利でプロ初勝利を飾った
その後、桐生は前半戦だけで13勝(2敗)を上げ、松下、猿村、橋田、桑山とともにオールスターに選出
プロ野球記録の9者連続三振を破る12者連続三振を記録し、球史に名を残した
その後桐生は疲れもありやや失速したが気合で乗り切り20勝を達成
最多勝、最多奪三振、最優秀防御率などを獲得し、見事沢村賞に輝いた
1年目
桐生 211回2/3 1.21 22勝5敗 338奪三振 最多勝 最優秀防御率 最多奪三振 ベストナイン 沢村賞 新人王
松下 .328 31本 126打点 3盗塁 盗塁阻止率.551 打点王 MVP ベストナイン ゴールデングラブ
猿村 202回 2.42 18勝1敗 178奪三振 最高勝率 ゴールデングラブ
佐中 .667 0本 0打点 7盗塁
雲園 .000 0本 0打点 1盗塁
橋田 183回1/3 1.94 20勝6敗 310奪三振 新人王 最多奪三振
桑山 .264 40本 121打点 17盗塁 本塁打王 打点王
こうして桐生達の1年目は幕を閉じた
それから4年の月日が経った
桐生世代と呼ばれていた黄金世代はプロ野球の顔になっていた
桐生は沢村賞を4回受賞
他の選手も記録を次々と塗り替えるなどまさに伝説の世代になっていた
そして5年目のシーズンが終わったオフ、桐生翼はある決断をする
桐生「えー、俺はメジャーリーグに挑戦します!!!」
記者たち「えーーーー!!!!!!???」
ジョン「おい、ロイ……例のブラックカーブを投げる奴だぜ」
ロイ・クライシス「フン……フ」
to be continued...
桐生翼、いったいどこまで行ってしまうのでしょうか
桐生とその他の仲間たち、ライバルたちの運命は!?
次回が楽しみです!