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ゼロの式神――「来る」の一言で、日常が割れた  作者: のだめの神様


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8/9

陰と陽 ⑧

決闘が終わるや否や、音子はトトをひったくるように抱き上げた。

「トト!」


「ねこさまー! 生存確認でございますー!」

「確認いらない! 生きててよかった……!」


トトは胸元に顔をうずめて震える。

音子はぎゅっと抱きしめ――慌てて緩めた。


「ごめん、潰すとこだった!」

「ねこさま、抱擁の加減が豪快でございます……!」


そこへ足音がした。

道満が石畳を踏んで現れる。


夜の校庭に似合いすぎていて、逆に怖い。

道満は倒れた司馬巻を見下ろし、短く息を吐いた。


「……やりすぎだ、司馬巻」

一拍置いて、声を削る。


「想いは術になる。……扱え」

司馬巻は気を失っている。


道満は音子を見る。

ゼロを見る。


そして何も言わない。

言わないのに、圧だけが残る。


「後始末は俺がやる。お前らは帰れ」

「……はい」


音子は頷き、トトを抱え直した。

ゼロが一歩引き、夜に紛れる。



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