【10.5話 形而上生命の住まう領域】
「お前,負けたんだから言うこととか聞いてくれない?」
「,,,(クソペテン師が)」
「お?なんだやんのか?クソペテン師はどこの誰だばーか」
「な⁉︎お前は一体何なんだ!何で我の心の声が」
「雰囲気かな〜」
「はぁ?人がやることかそれが,,,まぁ良い,それでお前が呼んだんだろ」
「え?あぁ,いや〜まぁ間違えて送っちゃって」
「SOSを飛ばせる下等生物に驚いて来たが,間違えてだと?はぁ〜まぁ良い,ともかく今後は気を付け」
「おい」
「な⁉︎なんだよ!」
「お前,家修理するよな?」
「はぁ?下等な生命体が我を操るなど,,,(いやさっきがそれか?ッッッ)」
「自尊心がやられたか?んなもんどうだって良いから,早く直せよ」
「チッ,ほらよ」
指をパチンと鳴らした瞬間,家が修復される。
「ふむ(原子操作装置よりそりゃ上のことが出来るわな)」
そこにエレクトロが話しかける。
「,,,クォーク,ボソンと細かくあるグルオン,光子,ヒッグスボソン等々,レプトンて細かくある電子,ミューオン,陽電子,タウ粒子,ニュートリノを操作してるのか?」
「それだけでは無い,電子配置,スピン,このレベルで他の特性を自在に操れる,我は意識体,言って
しまえばアストラル投影,死んで肉体を超越した
生と死の概念の先に居る非存在的状態,だが単に
物質から解き放たれてるわけじゃ無い」
「興味深い!例えば俺らが物体,例えば」
すると立ち上がりエレクトロニが言う。
ガタ。
「こう言うランプを手に触れて直接持ち上げる
以外にも,お前のような非実在性な存在は霊的現象を触れずして操れたりするのか?」
「そうだな,単に無形の死者と言うだけではない,
肉体と言う制約に縛られているよりずっと楽だが,代わりに色々楽しみがなくなる,,,」
「おぅ」
「嘘だよばーか!引っかかったな!」
「んな!」
「お前達の物質界があるんだから,俺達の物質界だってある,当然の話だ,まさか非科学的なものがすべて存在しないと論ずる馬鹿な現実主義者ではあるまい?」
「実際お前がいるわけだしな」
「形而上的また非物質的な性質を有している領域,それらは普遍的な重力が繋いでる」
「重力が弱いのはそれが理由らしいな」
「実際にそうだな,君らの世界,平行した別の世界」
「え⁉︎別世界⁉︎」
「はぁ?知らないの?」
「いやまぁ現代宇宙論は発展してるけど」
「空間移動装置とかないのか?」
「まだ無い」
「はぁ〜,仕方ない,今はお前達が上だ,嘘や欺瞞は一切なし,従属してやる,お前達に空間移動装置を作って見せてやる,この世界の広さを」
こうして形而上生命体と共に宇宙外に行くことになった。
「ワォォォォォ⁉︎」
「はは,エレクトロは相変わらずだな,んでこれがその空間移動装置か?」
「あぁ,本来ならお前らは未来の時系列で開発する科学技術だから触れられない概念じゃない」
「はぁ」
「空間の位相,点と点を繋ぎ物質とエネルギーを
移動させる,これは物理学の一部の法則を超越
して量子論制御の領域まで足を進めた先に制作を可能とし〜ってくどいな,んじゃ行くぞ」
こうして時空の狭間に突入する。
「すっげぇ⁉︎何これ?」
「量子力学の多世界解釈は知ってるよな?拡大するぞ」
「これは主観的母星の地球」
「あぁ,これはお前達の居た地球,そしてあれが月,木星,あ,あれは主観的父星とも呼ぶべき太陽,あっちに拡大すると外縁天体の冥王星,まぁともかくこれらは太陽系と外縁天体だな」
「あぁ」
「あれは量子力学的多世界解釈に基づいて無限と平行世界を生成してる,異なる未知の概念を見つけて体系化して居る世界線,発展した世界線,ただ現実的に発展するだけじゃない」
「?」
「あそこを見ろ」
「何あれは」
「多元宇宙論を知ってるなら,タイプが変わるこれも知ってるかな,虚構実在論的太陽系だ」
「なんか違うよな,緑と水色じゃない地球,あれらは?」
「あれらは主観的母星の太陽系でも発見されていない概念や未知の理論が虚構実在論のシステムと形而超学における別の理論,から成り立つ
領域だよ」
「はぁ」
「お前達がフィクションを生み出して,それを
2次元だと論付けた,しかしそれは彼方の世界を
形作る想像のエネルギー源であった,人の念とはそれほどに強いものなんだ,サンタクロース,
バンパイア,ネッシー,見間違えたアイデアが
新発見される前に膨らんだ未確認生命体,すべてあの形而超学の領域として内包されている
太陽系に存在しているだ」
「そいつらの太陽系でも量子力学とか存在論を
知ってるなら物質ってのが普遍的なものってのは何となく分かるだろ?つまり同じように無限増殖してるし,奴等が考えることは更にたくさんの虚構実在論システム下に形而超学における別の理論の世界が生まれ続けるわけだ」
「すげぇな!」
「虚構実在論システム下全体は,ファンタジー理論常識的な異世界としている,そして無限の平行世界やあれら虚構実在すべて,1つ1つが対称性的に反射して起伏して永遠に少し違う平行世界が生まれ続ける,時間は無関係にな」
「ふむふむ」
「後な?上位互換の生命体とか,お前らが考えるんだからんなもん居ないからそっちに利用されんだよ,経験的に同一だから繰り返して制約を考えられる,お前らが生み出した上位の理論だって
結局は異世界でフォーマット,形式化されてる
普通の常識なわけだ,分かるか?」
「物理学,つまり我々が理論化してて共有される世界,テグマークス的な無限のエルゴード的な
宇宙がある,それぞれの主観的母星から見た
平行宇宙の1つで物理学に扱われる観測可能,
不可能な範囲で無限に広い,1つ1つが無限に
広がってて」
「その外側には実在的太陽系を超えた虚構的太陽系があって〜みたいな?」
「まぁ大体そうかな」
こうして少し時空を離れてまた自分達の世界に帰還する。
「面白かったな〜飯島」
「,,,」
「おい飯島?」
そこで疑問を投げかけた。
「形而超学,パタフィジカルとは別の理論以外に
形而上学を超えた学問を指すものでもあるはずだ,なら何故,非物質的な領域の内側にパタフィジカルな領域があるんだ?」
「簡単に言うと神の概念が生まれたからかな〜」
「はぁ〜,理解した」
「え?ちょ何?俺分からないんだが」
「エレクトロに説明してやろう,神の概念とは,教父,聖アンセルムスによれば神はそれ以上大なるものが考えられないものです,つまり神を超越したものはいません,もしそれよりも大なるものが存在したら神は神でなくなるからね」
「はぁ,それで?」
「神を扱う神学ってどんな学問が扱うと思う?」
「えぇ?詳しくないからわからない,形而超学?」
「外れだ,正解は形而上学」
「え?でも神の概念において神は超えらないんじゃ?」
「つまり形而上学とは完成された学問,形而超学とはその完成された学問を拡張するための側面,理解したか?形而上学における神は形而上学に
居るけど形而上学を超越するし形而超学を
超越してる」
「あぁ〜なるほど,神様ってとんでもないんだな」
「だが我々の,人間の論理は物理的領域に虚構実在論を使って引きずり下ろしてるし,本質的に説明の出来ない神性のアツムスを概念を生み出した宗教上の神に定義した,無名のタオ,集合論を超えた,神秘主義における絶対無限,人間の論理にされて来た」
「神とは形態を持つ,貴様は知ってる筈だろ」
「神論か?内在的に浸透してる神の在り方,自然は神と同一である神の在り方,神は宇宙を超えていると居う在り方,なるほどな,言及可能なすべての在り方を超越してるなら神は幾ら構築して
行こうが無駄な訳ね」
「そゆこと,てかやけに専門知識のあるやつだな」
「別に」
「はぁ〜」
「そう言やぁ,これからお前はどうすんの」
「私か?帰らせてもらうよ」
「なるほどな,,,え?居住地あんのか」
「あたり前のことだろう!家に誰かを招待など,
生まれてこの方あまりないな,茶でもしばくか」
こうして2人は形而上生命体の家にお邪魔する
のだった。
こうして家にお邪魔する。
「より詳しく話してやろうか?人間の智学の拡張を手伝ってやらん事もない」
「あぁ,宜しくたのむ,ズズズ,,,旨⁉︎」
「ある宇宙のある集合のある現実の,,,って興味ないか,茶がうまい宇宙で仕入れた茶葉で作った,
我は飲食やらは必要ないがアバターに栄養を
供給してやろうかと用意していたものだが,
気に入ったならやろう」
「本当か⁉︎ありがとう!」
「あぁ,じゃあ何から聞きたい?」
はい,と手を最初に挙げたのは飯島で合った。
「数学において究極のものはすでにすべてが
揃って居るもの,未知とは言うが認識によるもの,存在論的消滅ではなく,単なる忘却または,
未来的な概念のそれらは今を起点にして発掘
される,なら虚構実在論システムのそれらって
のは,一体何故増えるんだ?」
「主観的母星たる地球を主観として客観的な集合の領域とは,疑問やアイデアはベースと成る物理的領域で,未知を探求して新たなものが生まれ,体系化して集合や再帰構造を持ち,それらは数学的に一ピースとしてそこにある」
「つまり,数学と言う型に沿って,時間と共に発展して,なんなら虚構実在論ってのは,新たに主観から生み出して,発見せずして進化を生み出す
事だって可能であり,本来なら未来の事象でも」
「過去にアイデアとして引っ張ってくることで
そこに至るまでに本来必要な時間経過,経験蓄積を付与に体系化されて理論を内包する,それは自己より大きな自己を含む構造として機能するのか?」
「見事だ,そしてそれぞれが過去のものとしてフラクタルしている」
「量的に優れてる,とは個々が平行して数学の概念を超越する数に至っても上位理論的に有限,あれら虚構的上位理論全体を含めた上であらゆる
理論と概念を超越した無限に至る数の平行世界が存在していて」
「すべての未知を理論,システムとし纏めて時間的増殖により無限の速さで無限量,ω+ωな速さで絶対無限量,それらすべては常に最新の論理からフラクタルが形成され経験的再帰論システムとして,横並びの量的にも,性質的な面でも無限増殖は無限連鎖して永遠にある」
「単なる仮説だが,数学的な原型に沿って無限に
増築してんのか?」
「そうだ,異なる宗教体系の唯一絶対の実在の総集,新プラトン主義の一者的,最も普遍的な根源に向かって永遠に上に向かって,万物の根源を
問い続ける,真理,無形に名前をつけて真の神の
深度を高め続けた,異なる世界の異なる宗教体系も同様常にそれ」
「形而上学における形而超学と同じく,数学における哲学も拡張関係であり数学=哲学であり,
神は数学を超越するものだ,言わば神とは学問に語られるが同時に学問を超越している,そして
内包される事も出来る,量的でも質的でも神を
超える数学は存在しない」
「ふ〜ん,んでなんで原型に沿って無限に増築してんだ」
「プラトン的な不変的で完璧な形の落とした陰ってのは,劣化した情報体なんだ,簡単に言えば
神は自身を理解させて言及させたがってる,
究極の構ってちゃんだし,俺らや虚構実在論の
システムに内包されてるエイリアンみたいな
仮の上位存在のすべての知性の集合体を内包
する単一の法則ってのは,また異なる法則の
世界と繋がって唯一絶対の真理を高めてる」
「え?異なる物理法則の領い」
「違うんだなぁこれが,別のバリエーション,
平行バージョンの領域ってのは他にもある,
論理的に矛盾したものは神とは劣化してるが
似たようなもの,その場で正当化するために無限にループして数を増やすものと,初めから矛盾しない世界の理論として利用されてる」
「,,,えぇっと?」
「単一の物理法則内はすべての拡張された数学が実在して数学的宇宙仮説に基づいて,数学的に存在するすべての構造とその複製が可能な限り,
つまり真の無限大的に揃って永遠と連なって内包されてる主観的な実在性に基づく究極の集合
」
「覚えといて欲しいのが究極の集合は永遠的な
側面と完結の側面的な意味合いだと考えておく方がいい,例えば絶対無限,哲学や神学において,数や量に限りのないだけでなく,すべての存在や属性を包含する究極的,完全な無限性を指す概念だ」
「哲学,神学における絶対無限はすべての完全な集合,ライプニッツにとって,絶対無限は部分や制約のない無限の全体であり,神と同一視される,プラトン的幾何学に入るものって感じ,その神の性質としてスピノザは,神を絶対無限の存在者とみなし,その属性が無限に多く存在するとした」
「これは神がすべての本質を表現する無限の存在であり,全体を包含する実体であることを意味する,数学における無限との違いは数学的な無限,可能無限,実無限等数学で扱う無限には,自然数が無限に存在する可能無限や集合論で研究される実無限,超限数などがあり,これらの無限はまだ何かしらの部分や特定の集合といった限定された範囲内に存在する, 一般の数学で用いられる無限が限りなく大きい数や無限に存在する集合といった有限的な操作や認識の範囲を超えたものであるのに対し絶対無限はそれらの数学的な無限概念とも異なり部分や制約矛盾を一切持たない完全な全体性を意味する」「絶対無限の超越性はこれらの数学的な無限とは異なり,人間の認識能力の限界を超える,超越的で絶対的な無限性を指し,数学として整合性が不明であったり,人間が考えることが難しいとされたりする,特別な概念だけど」
「虚構実在論システムに従う上位の理論から形成されたより強力な数学は絶対無限を簡単に超越する強い性質を有した基数や集合を産むってこと」
「物理法則内にはすべての未知の概念から新たに
認識され体系化された未来の数学を含めて,すべての多元宇宙論と再帰構造が存在してる訳で,
更に言ってしまうと,二元性として言うと,1つ1つが一元的な唯一絶対の仮の真の神のプラトン的な形の全形態すら内包してる訳」
「はぁ〜なるほどな,なら異なる物理法則の世界ってのは」
「客観的母星を中心としてまたあらゆる想像可能なすべてを内包してるより広大な意味の真の
平行宇宙かな,あれも横並びに反射して永遠に
量がある,更に言ってしまうと,根本的に異なる物理法則全体の平行宇宙を超えて,数学的に
言うとしたら,実数の主観,虚数の客観,それら
全体の全宇宙論を集合体として一部集合と
数えられるものに成り下がる」
「え?」
「不可能だの非物質的な形而上学の領域だの,
本質的に理解不能だのを,言及可能な限り追求をし尽くし,概念を発見したりアイデアを固めた
先はウロボロスの輪っか,螺旋階段,それは
自然階層性がそこにはある,まぁ言ってしまうと,本質的とか以前にマジに言及すら絶対不可能な巨大な宇宙だな」
「ミクロコスモとかあるが,,,まさか?」
「仏教にも因陀羅網としてフラクタルがあるな,
下の球は全体を経験的に映し出して居る,自然界ってのもそれだ,より強い生物に似るし階層は
出来る,必然的な上位存在を助ける下位存在の
体系がある」
「つまり,俺らの今までいた世界とかにもそう
言う粒子にフラクタル,原子にフラクタル,
分子にフラクタルとか,全体がおんなじルールに従ってるのか?」
「正解,見つけられる中では微生物が限界だろうが,分子の太陽系や原子の太陽系だってあるし,
おんなじ論理を内包可能,次元性だって分かるだろ?性質がより強力に成るに連れて形は複雑だし,量はアイデアから永遠と増える,上位存在を
探れば上位理論を下に落とし込むことさえ出来る」
「我々はメタ知識がある,それすら届かないのか?」
「永遠を廻る蛇の尾から頭に至るまで論理を束ねて,それすら大宇宙の一部だ,常にそれはどんな
集合でも大宇宙の一部と言う領域から抜け出すことはない,ただ君らは素晴らしいものを産んだ」
そこでエレクトロが言う。
「俺らはシュミレーションでしかない仮説か?」
「惜しい」
そこに飯島が言う。
「ニューロンコスモロジー,脳宇宙論かな?」
「素晴らしい」
「ニューロンコスモロジー?」
「あぁ,この世界と脳の構造がおんなじってんで
研究された宇宙論,宇宙全体とは完全に理解を
超越した存在の夢ってもの,ルールはそいつらにも適応されるだろうが俺らが考えうるすべてを
完全に超越した先に論理の階層があるって論理だな」
「へ〜,,,ならニューロンコスモロジーが俺らが
考えついてる中にあるんだったら俺ら」
「待て,分かってる,さっき言ったろ上位を含む下位って(ってか神さまって滅茶苦茶やばくない?主観的な知性なら究極の実在と沈黙つまり根源的で非実在的な二元性,より上位理解,また更に上,果てしなく永遠の強力な二元性全体を超越する神性の集合で,唯一一元に至る真なる究極の集合ってこと?とんでもないな)」
「それそれ〜!んじゃあ,次,まだ聞きたいこと,あったりする?」
エレクトロは疑問を投げかけた。
「神性の集合体と上位螺旋を含んだ大宇宙や小宇宙全体,永遠的な再帰,永遠を含む永遠,永遠の連鎖,それ全体の量と質を夢と見てる真に上位で
理解不可能なニューロンコスモロジー的階層全体の背後に存在する唯一無二で」
「最も最大の脳を保持したそれらの宗教体系的にプラトン的幾何学な形,それは不変的な形であり
宗教的に定義不可能とラベルの貼られた神学的超自然的な存在,それら一神教,宗教的唯一絶対と定義され,プラトン的幾何学のそれら,存在と非存在,可能性,因果関係,二元論と非二元論,生と死の概念,およびあらゆるレベルでの類似体を
含み,絶対的にすべてのものを無限に上回る神,
いや神の概念を神は超越してるからなんとも
言えない」
「そして否定神学的また間接的な真に形而上的な非実在性を持つそこに向かって無限に螺旋集合を織りなして名付けられたすべての神々がこれに至り全体を表すための一部でしかない神の集合体ってどんなものなんだ」
「知るか,形而上学生命体の俺に聞かれても,確かにおりゃこの一番最低辺の究極の集合の中じゃ最も知性の高い生命体だが,それに関しては
一切の神秘の理解は不可能だね」
「は,はぁなるほど?」
,,,すげぇたくさん話を聞く。
「次が最後,あとほぼエレクトロが質問してから
するとエレクトロが耳打ちする。
「そういや聞いてなかったからさ,宇宙の起源についてとか,そっちら辺聞きたくない?頼むよ〜」
「はぁ?まぁ聞きたいことは無かったからいいぞ」
「お?なんだ」
「宇宙の起源とか教えてくれよ」
「いい質問じゃないか,ビッグバンのプロセスだの,四大元素だの天地開闢だの,様々なアイデアが仮説として形成されて来たが,それらはすべて
単子によるものだ」
「単子?」
「あぁ,神と同じく唯一同一が可能な存在,神を
超越する存在,神が全面的に数学を網羅してる,
それはモナドも同じ話,そのすべてを再現する
どころかそれ以上,見たり聞いたりするだとか,又聞きしたとか,間接的にとか,以前としてそのすべては無駄に過ぎる,まだ未発見等すべてに
おいて普遍的に全能である」
「我々は前提として全てが既に存在して意識のみが世界を繰り返していると言う事象跡追論またの名を回帰主義だ,簡単に言うと非存在実証
を完全否定する論理体系だ,非存在は単なる状態,破壊に置ける結果がそれ,実際の存在消失と言う結果も単なる過程」
「概念的な破壊,あるのに気づけないだけの概念的とは存在論的な死,言葉や枠組みは依然としてあるが,存在論的な死は,記録や軌跡[産まれてから消失に至るまで]が消えるがそれも過程」
「違う無限回の死亡ではない永遠の死と言うのも,また過程でしかない,どう言うふうに成ろうと,例えば実はモナドではなく炎が宇宙を構成してました〜とか,水でした〜とかすべての構造を
内包してる,神話としても語られることのない領域」
「理解と言う媒体に未知と言う概念は何と言う未知なのか,システムの一部,それとも一部,そのナニカを解明するために関連性のある言葉を当てはめて,曖昧的にだが概念化して,論理と言うラベルを付けるもの」
「大いなる存在のすべてを超越したものが神様,
と言うシステム,形而上学って存在論や認識論,
神学を取りまとめた総体を纏めたもの,領域的に形而超学またパタフィジカルとは形而上学を超えた学問です,形而上学内神学の神とは」
「教父,聖アンセルムスによれば神はそれ以上大なるものが考えられないものですから,神を超越したものは居ない,もしそれよりも大なるものが存在したら,神は神でなくなります,神が神で
あるまま無矛盾で唯一神を超越するのが万物の真の起源である」
「そして起源を超越したのがモナドである」
「ふむふむ,単子論的にそれら最小単位を扱うわけだな,つまりアイデアだがモナドが生み出したのか」
「そゆこと」
こうして色々な話を聞いた後,家に茶を持って帰るのだった。