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第6話 正論

 


 現地集合な、と言い渡してその時は、即退散。


 イベント日にきちんと来てくれるかどうか分からなかったけれど、グループ探索に名前を書いておいたことが功を成したようだ。


 奴はイベント日の夜、会場にやってきた。


 廃墟探索には二種類あって、個人で探索して雰囲気を味わうものと、グループを作って協力しながら謎を解いていくものがある。


 僕が友人の名前を加えたのは後者だ


 グループの人間が欠けて少なくなると、他のグループより不利になる。


 だから、参加拒否したら人に迷惑がかかる、という正論をかかげて何とか説得を成功させたのだった。


 当日廃墟前に集まった奴の顔ときたら、かなり憮然とした表情だったけど。


 スタッフさんに説明してもらっている時だって、地面に視線を落として一切周囲の人間と目を合わせないほどだったし。



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