表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
17/27

第14話 部屋一面から



 入った部屋の壁やら床には、無数の手とか足とかが生えてる。

 血の気を失った、白い人間の。

 

 あきらかに三人分じゃない数だ。


 これは三人を呪った怨霊の分とか?


 ここにも血しぶきの後が。


 手をついた跡が、扉とか窓とかにべったり。

 迷い込んだ少年はこの部屋から出たかったけど、怨霊の力で閉鎖されて出れなかった……。みたいな過去を示唆しているんだろう。


 少年はなすすべもなく、この部屋でなぶり殺しに……。


 うっ、想像したら気持ち悪くなってきた。


 女の子が扉に手をかけたが、やはりぴくりとも動かなかった。


「開かないです」

「本当だ。何か仕掛けがあるのか?」


 部屋の中を見回してみるが、特にそれらしいものはない。

 ただ内装が致命的に不気味なだけだ。


 あんまり長居していたくないから、早めに出たいんだけどな。

 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ