表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/27

第10話 生首



 廃墟の中を進んでいく。


 最初に見つけた部屋の扉をおっかなぎっくり開けてみると、大きな音を立てて上から生首が落ちてきた。


「うわぁ!」


 思わず悲鳴をあげて、後ずさる。


 けれど残りの二人は、特にノーリアクション。

 何だよ。

 ビビりは僕だけかよ。


 女の子は、生首に繋がれている糸をつまんでいた。

 躊躇の無い行動だった。


「扉をあけた時に落ちてくるよう、天井に仕掛けられていたみたいですね」

「そ、そうなのか」


 糸で繋がれたまま宙ぶらりんになっている生首を避けて、部屋の中へ。


 中の様子は、ごちゃごちゃしていた。

 男物のリュックや遊び道具が散乱しているといった風だ。


 礼の三人組の持ち物なのだろう。

 まだ、凄惨要素はそれほどでもない。


 きっと、やってきた三人組がここでたむろっていたという設定なんだろう。


 次の区画に向かう事にした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ