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時間を巻き戻すことができる能力者が己の能力を疑い始めるとき

作者:箱守みずき
 俺は時間を巻き戻すことができる。俺はこの能力を使ってしがない探偵をやっていた。今日の依頼者は俺好みの女性だ、助けない手は無いね。だがこの女、魅力的だがどこか不思議な感じがする。命の危険を感じて俺を頼って来た彼女を救うため、俺は俺の能力を彼女に伝えてしまう。しかし彼女は言うのだ、俺の能力なんて俺の妄想であると。そんなことはないと俺は俺の能力を証明しようとする。しかし、彼女は納得してくれない。俺は次第に、俺の能力を疑い出すことになる。

 不思議な能力を持っている俺が、さらに不思議な世界に迷い込む、これはそんな話だ。読まない手はないぜ。
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