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改史 大戦  作者: BT/H
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第5章 第1次世界戦争編 D-0004 変化の序曲

 セルビア戦線ムズイ!!情報なさすぎ 量は少なくてごめんなさい。

 そしてかなりありきたりな展開で申し訳ございません。

 1914年10月初旬 ベオグラード

 史実ではオーストリア=ハンガリー帝国軍はセルビアの名将ラドミル・プトニクによりドナウ川、サヴァ川、ドリナ川の対岸にたたき出された。防衛側に圧倒的優位な河川防御に持ち込まれ、膠着した。

 しかし、改史ではラドミル・プトニクが暗殺されてしまっていたために戦術的に不利になり、オーストリア軍の策謀により、ベオグラードの無防備都市宣言も無効化され、占領された。セルビア軍がベオグラードを囲み、しかしそれ以外の地域では史実通り徐々に押し返され、河川防御に持ち込まれ膠着状況だ。史実では川を越えて進行してもいずれも川までたたき返されたことを考えればオーストリアハンガリー帝国にとってまだましであろう。オーストリアハンガリー帝国軍はたたき出されてからまだ攻勢を行っていない。原因は

「攻勢は困難だ。」

 極めてシンプルなことだった。橋頭保であるベオグラード周囲はセルビア軍による塹壕陣地が築かれ、ベオグラードからの攻勢は犠牲が大きい。兵力をロシア戦線に引き抜かれた関係で攻勢兵力すら不足。渡河作戦をするれば渡河自体は成功するだろうが、後方に控えるセルビア軍予備兵力に叩き返させる。

 ベオグラードを占領している以外は史実とさほど変わりない。

「ベオグラードに攻め組んでくるセルビア軍に出血を敷いていることだけは優位だな。」

 だが、セルビア側も同様だった。河川を越えての攻勢は兵力、国力的にも不可能。ベオグラードは外角部が塹壕や建物を利用した陣地化により、どちらとも先に手を出したほうが負け。という膠着状況に陥った。

「戦域からの退避を名目としたベオグラード市民の後方送致も順次行っている。セルビア側はこれを連れ去り、強制連行と非難しているが、セルビアもこれを放置してはおけないだろうな。国内外の世論もある。仕掛けてこないかな?」

 オーストリアハンガリー帝国には本来余裕はない。ロシア戦線は膠着状態に持ち込めたが劣勢。解決すべき戦線はセルビア。しかし、受け身になっている。何を待っているか。


 オーストリア=ハンガリー帝国 飛行隊

「投下。」

 オーストリアハンガリー帝国は開戦から引き続きセルビア戦線に航空戦力を集中させている。その大半が1910年に初飛行したエトリッヒ・ダウべ安定性に優れた低練度兵でも扱えるだろう機体であるが、既にこの時期には旧式機である。

 もう一つはアヴィアティクB.2。原型機は同名のドイツ機であるが、史実では1914年7月、オーストリアハンガリー帝国国内で製造を開始した機体だ。この戦線にも開戦以来順次配備が進んでいる。

 しかし、ダウべと比較して鈍重。風にあおられるほどの安定性の低さ。搭乗員はゴンドラや揺り椅子と呼んだほどだ。相当揺れただろう。

 私であれば確実にダウべに乗りたい。爆撃任務だけなら十分だし、何よりもセルビア軍は飛行機を持っていない脅威なのは機関銃と小銃射撃だけだ。どちらかというと搭乗員へのダメージによる墜落や事故の危険のほうが高い。

「弾薬に引火してくれ。」

 爆撃目標はセルビア軍の物資集積地。部隊を狙うよりも物資を焼いたほうの影響が大きい。

当然対策はする。主に物資を分散させ、一回の被害を少なくすることだが、大量物資輸送網である鉄道線すらも攻撃対象であり、昼間に行われている馬車輸送隊は軒並み襲撃されている。

 この後方襲撃は現時点でのセルビア戦線で唯一の動きといえる。この戦法の有用性は日露戦争時代からわかっている。挺身騎兵戦法を航空機に変えただけ。後方を脅かすという意味では同じだ。

「弾薬に誘爆しなかった模様。しかし、火災の発生を確認。」

「だが、全体の物資量と比較して雀の涙だな。」

「そ、そうですね。」

 

 バルカン半島 某国 首都 9月某日

「我が国への支援快く受け取ろう。」

 明らかに貴族…きわめて高位な髭姿の男が使者に来た男に声をかける。手には何枚もの書類。何かのリストのようだ。

「物資は同盟国の支援のもと海峡を通過。パルマ港沖合に待機しております。」

「手回しがよいな。」

「支給全所に散らせ、直ちに用意をなされるがよろしいかと。」

「これで借りは返せるな。連中に。」


 1914年10月14日

 セルビア=ブルガリア国境 ブルガリア

「宣戦布告時間まで残り60分です。」

「総員に通達。セルビア軍はほとんどの戦力をオーストリア=ハンガリー帝国軍との戦闘に投じている。我々はその後背を打ち、目的を達成、直後中立化する。この大戦に対しての介入はこれのみである。我が国の大地を取り戻すことが目的である。」

「作戦は前進あるのみ。敵に遭遇しない限り止まるな。できれば…セルビア軍主力を北部に拘束、同盟国軍とともに殲滅する。」

 1時間後、ブルガリア軍主力は前進を開始。


 ブルガリア王国の参戦は史実よりも丸1年早かった。


 ギリギリセーフ10日に更新でけた

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