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第一章 執事?

エレン「ふぁぁあ もう朝か。【全知なるもの】のおかげで少ない時間である程度の疲れは取れるようになってるけど、この体のだるさにはいつになってもなれないなー」


【全知なるもの】の疲労軽減と睡眠質向上はあくまで最低限であり決して万能ではない。

ただその最低限の力のおかげで、エレンは毎日の過酷な訓練ができている。


何やら部屋にいい匂いが漂っている。嗅いだ瞬間に食欲がわき出てくるようなそんな匂いだ。


「こんないい匂いのするご飯を毎日食べれるのはお父様のおかげだな」

というのも貴族というのはその職務の内容や負担を考慮し、家ごとに専属の料理人達が配置され食事の世話をしている。一流の料理人しか貴族の専属にはなれないということから料理人の世界では花形の仕事だ。

駆け足でおいしそうな匂いの元があるであろう一階に向かう。


どたどたどた


『お坊ちゃまおなかがすいているのはわかりますが、どたどたと階段を降りるのはおやめください』

「おはようセバス、こればっかりはどうしようもないんだよ。許して?ね?」


セバス『やれやれお坊ちゃまにはかないませんな』

エレンの頼み込む姿に呆れつつも笑うセバス、注意はしつつも頼まれると弱ってしまうセバスだった。

『しかし昨日の脱出着地の際の衝撃吸収が甘かったですな、思わず起きてしまいました。あれでは適地に忍び込む際に敵に気づかれてしまいますよ。』


「いやいやそんな状況ならないから、それにしても相変わらず地獄耳だね」


『おほめにあずかり光栄です、執事ですから当然かと』

「褒めてないし、執事関係ないから」


『フフフ、このままお会話を楽しみたいところですが、そろそろ朝食を食べ始めないといつもの時間に遅れてしまいます』


「そうだねありがとうセバス、今日の夜また訓練つけてよ」


『了解しました』



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