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第一章 10歳


風邪で葉っぱ揺れる音、俺たちは生きているといわんばかりの虫たちの鳴き声が響く森の中にエレンはいた。丸太が四方八方から今にも鐘の音が鳴るような勢いでエレンに迫っていく。この丸太はエレンの修行の一種で、特定のつたを踏んだら丸太が踏んだものに襲い掛かるという罠を何個も仕掛けそれをわざと自分で引っ掛かり、迫りくる丸太をよけるという修行だ。エレンはここ一年それを繰り返し、ついには【罠師】という称号も獲得した。エレンは10歳になりあの事件以降より一層強さを求めていた。 ただ気絶していただけで戦うことも幼馴染を守ることもできなかった自分の無力さを恨んで。


だが現実は残酷ざんこくなもので、並々ならぬ努力をしているエレンに二年の間、神がほほ笑むことはなかった。いまだにアウゼスには勝てずギリギリついていけるかどうかの実力だ。戦闘手段も相変わらず、攻撃というより補助や守りの要素の技しか身に着けれていない。


対してアウゼスは【中級剣士】の職業得てもう部分的ではあるが魔装も使えている。そんなアウゼスにエレンがギリギリでもついていけるかどうかレベルで戦えているのは、ひとえに【努力するもの】のステータス補正のおかげだ。まだ子供の体ゆえステータス補正をすべて引き出せてはいないが、称号が強さの一端を担うこの世界では魔力の使えない子供が、才能があり魔力も使える子供と戦えるほど称号の力は果てしない。


一見ステータスがすべてのように見えるこの世界だがそれだけで勝敗が決まるわけではない。

あくまでステータスはその人物が引き出せる最高の力を表記しているだけであり、すべての人物が自分の持てる力すべてを発揮できるわけではない。持てる力をすべて出し切れるだけでも才能があるといえるだろう。


「はぁはぁはぁ、よし今日の特訓は終了と。ステータスオープン」


            

             エレン・フォート


種族  人間                    


職業   剣魔(下級剣士)


レベル   10                    


筋力   255                 


素早さ   200                              


魔力 使用不可                    


気   80                   


スキル  【下級剣技】レベル9 【気配断絶】レベル2【回避】レベル6


     【気操作】レベル4  


戦技   【下級剣技】斬刃 使用不可 刺突 使用不可


魔法   使用不可


称号   【気を使うもの】【全知なるもの】【器なるもの】【努力するもの】【罠師】



「本当に気って増えずらいよなー、もっと増えてくれてもいいのに」


・・・・・・・仕方ありません。それほど気は人間が使いずらく強力な力ですから・・・・・・・・


「まぁそれもそうかー、【気配断絶】も普通に強力だしな、てか本気で使えば基本バレることはないし」


・・・・・・・【気配断絶】を使えば大抵の魔獣や人には気づかれずに暗殺できますよ・・・・・・


「そんな強さは求めてないよ」

エレンはうつむきながらそう言った。その顔には勝利への渇望と自分の無力さをどうにかしたいという気持ちが描かれていた。


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