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さいごのお話
今まで話してきたように、夜は百鬼夜行の世界だから、普段の昼の生活は通用しない。夜は夜、昼ではない。見えないものが見える世界だ。
そんな世界とは、関わらない方がいいとさんざん今まで伝えてきたけど、今、わかっていない子どもが片足を入れて夜に染まろうとしているね。
君は寝る時間をやりすごし、こっそり起きていようとしている。オススメしない。みんなが寝静まったあと、こっそりお菓子を食べたり、ゲームをしようとしているね、やめた方がいい。
君は色々楽しんだだろう。そしていよいよ眠くなって寝ようとしても、もうそこはこの世の物ではない世界だ。
目をつむり、寝ようとすると、まぶたの裏に視線を見る。懸命に目をつむって休もうとするけど、視線がそれを許してくれない。
君は怖くなり、近くの大人を起こそうとする。だけどみんな、時間が止まっているみたいに、寝息も聞こえない。
また目をつむる。赤い目がこっちを見ている。目を開ける。もう眠れない。
眠れない。
取りつかれたように。
秒針は鳴っても、時間が進まない。
きっとここからは出られない。
もう子ども達に怖い話をすることもなくなり、わたしの中にも変化があって、怖い気分にも滅多にならなくなりました。
なので、終わらせます。
書いている間、本当に楽しかったです。ありがとうございました!




